4126J20MPSL__SL160_今やアメリカでのファーストネームだけで通用するチャーリー・ウィルソン、作品をコンスタントに出して大ヒット連発。でも、本作くらいまでは、まだソロとして花開いてなかったようで。本作は1992年作から8年のブランクを空けてリリースされた2作目、R&B30位・POP152位を記録。自分も本作持ってなかったなぁとようやく購入した次第だし、それもアマゾンなんかでは輸入盤見つからず、自分も店頭にて国内盤、それもCutting Edge からとは。早くも間も無く新作がリリースされますが、堅実にレビューしていくことに。

1. Absolutely
当時のR&Bに根ざしたミディアム、高音があんまり活かされてないからか、インパクトが再ブレイク以降と比べると低迷かも、なんか企画的世界観


2. Another Man (ft. Case)
コーラスはじりじりと病みつきに、そこで歌われるチャーリー、そしてケースそれぞれに新旧のクールな魅力発揮。地味線だけど、こういうのが揺さぶられる時代だったしなぁ
3. Without You
1stシングル、R&B26位を記録。正統派、物悲しげにさせるバラード。こういうので攻めてきたとは意外、確かにシングルでコケたのか、こういうアダコンシンガーを目指していた表れなのか(US ACチャートでは初の1位、以降で計7曲1位を獲得)、曲が美しい一方で彼が目指していた方向に疑問が


4. Would You Mind
ヒップホップ的なサウンドながら、ヴォーカル優位でクールに駆け上がり。細かいリリックなんかはご機嫌な運び、でも全体的にドライ
5. Big Pimpin' (ft. Snoop & Nate Dogg)
2ndシングル。ドッグ2者を招くは、だいぶスムースに落とされたミディアムスロウ。これは聴かないと分からない魅力だった、発見!ラップもだいぶサウンドに溶け込んでて不思議な魅力、魔力かのようにも


6. Can I Take You Home
探る曲、ヴォーカルよりも、なんかBGM的になってる。R&Bと勝負してる感じもするけど、多少重たさが残る
7. For Your Love (ft. Marc Nelson)
穂のかなキラキラ、Michael Jackson の美世界のように、チャーリーがこんなにメロディアスになっちゃうのも思い描いてなかったなぁ。マークとの共演ってのも興味深い惹き、ケミストリーになってる!
8. Now Ya Sayin' Bye
ちょっぴりアッパーに、ヴォーカルの旨みよりも音に引っ張っれがちな本作、ここでもちょっとズンドコベースラインが強め。せっかく良い喉なのに
9. Him Or Me
粒を繋ぐような感じ、音もヒップホップってだけでなく、チャカチャカしてて好みではないなぁ。まだサウンドに歌わされてる感じがするのも、当年ならではの課題だったのかな
10. Sweet Love
甘さよりも、これもどこか苦しみを背負っているような、本作はストレートに気持ちが出てこないというか、芳香性のちょっとしたズレ?!後半の高域が出た時はニンマリなんだけど、もっと聴きたい、高音を
11. Come Back My Way
なんか似たような音が並んでて、無になれば聴けるけど、平坦な感じだなぁ。近年の作品は曲数も減ったせいか割と聴きやすかったり。なんかくどくなってきた
12. A Wonderful One
音は遊んでる、オルガンなんかが入って、コーラスの入れ方も工夫。ただ、メランコリーなんだかゴスペルなんだか、ちょっと掴みにくい、面白い曲としてもっと前半にあると意味をもってきたかも
13. Charlie's Angel
ラストは面白いタイトルだけど、の割に幻想的で、遊んでるわりに無難路線。もっとインパクトをもたらす流れに出来たかも、と15年経過後のヤジとしてはだけど

<Bonus>
14. Absolutely Remix (ft. Avant)
シングルでは無かったのかな、でもこれがリミックス用意されているというのも…?!攻めてる感じ、真骨頂示すためには良いけど、ん〜、可も無く

本編13曲・55分超、ボートラ1曲追加で59分ほど。正直、これが大ヒットしてなかった理由見たいのは全体的に分かるような気がします。まだ期は熟してないってだけでなく、色々と彼がR&Bで勝負するには足りない要素が相当ありそう。もともとGap Band でのファンクだし、アダコンとしての成功は少々見えかけているかもしれないけど、それだけでは今の彼は成立しないし。なんか、感心すべくプロセスをしれたと思います。

<過去レビュー>
2008年 Uncle Charlie
2010年 Just Charlie
2013年 Love Charlie

Bridging The Gap
チャーリー・ウィルソン
カッティング・エッジ
2000-11-08