51V8VOayoKL__SL160_シーア、前作から4年振り・通算6枚目、アメリカでは3作目のチャートインですが、本作はこれまでを遥かに超える大ヒットとなるPOP1位(前作までは26位・37位という感じだったので、大躍進)。彼女の妖艶なヴォーカル、不穏さもあって、でもパワーがあって。グラミー賞でも、顔を出さないパフォーマンスってのも惹きでしたが、改めて彼女の最新作を。

1. Chandelier
1stシングル、POP8位・Dance1位を記録。この曲はPV含め鉄板、不思議さもあるけど、何よりパワーが溢れてる。グラミーではキーを下げてて苦しそうだったけど、オリジナルの曲でのパッケージは相当に完璧な出来栄え


2. Big Girls Cry
3rdシングル。作品を創る側でもあるシーア、まるでAdele にも近いような抒情的な歌詞と雰囲気。声の出し方も不思議な魅力溢れるミディアム、深さが大きい!メロディと、それをおおらかに包む彼女の抱擁、素晴らしい
3. Burn the Pages
声が色々と変わるなぁと、マーチのようで、ドクンドクンと心臓に来るような音、可愛らしさの中にヒロインのような勇ましさ。曲というよりも。、ある種ラップにも近い位に畳みこみ
4. Eye of the Needle
2ndシングル。ヒット性ないくらいに、中島みゆきがドラムンベースを歌ったらっていうほどに、力強く重たく、ハスキーで、ミディアムスローの中で独自の世界観


5. Hostage
急転、街角ポップダンス。力強さもハスキーも変わらず濃いんだけど、抜きのサウンドがアルバムにおいて休息。木琴なんて、かなりのクールダウン
6. Straight for the Knife
スロウで場面はだいぶヒンヤリと。聴かせるというよりも、なんか、しとしととメッセージを織りなし、歌い飛ばすというか
7. Fair Game
これも、声質がアデルに似てる。つぶやきつつ、冷静に音を泳ぐというか。無神経ながら、デリケートにも感じる声。音はThe Beatles "Penny Lane"リメイクって印象も
8. Elastic Heart
4thシングル、POP17位・Dance1位を記録。インパクト再来、シングルヒットも納得。渦のように重なったヴォーカルが聴く者を徐々に攻め立てるよう。独特に音が散布するのも面白いし


9. Free the Animal
声の発し方、なんか80年代的なヴァースがあって、サビの叩きつけるような声や、ちょい発狂なんて、面白い構成だなぁと
10. Fire Meet Gasoline
こじんまりしてるけど、巧みに声を絡めて、重厚な仕上りに。シーアならではの曲って感じだな、これもシングルっぽい創り
11. Cellophane
だいぶ実験的に構成されてて、静かな部分が多く。Bjork にも近い、曲というよりも心の奥にあるウネリ・叫びを鎮かに
12. Dressed In Black
ラストは、ライヴで一体となって聴きたいような深いようで、なんか最後に閉めるのにフィットしそうな収まり。喜怒哀楽を詰めながらも、後半のセルフコーラスの絡みは相当に聴き応え

<Bonus>
13. Chandelier (Piano Version)
歌い直し、ピアノ1本で。とにかく暗い、デモヴァージョンってのがフィットしそう。曲の良さは分かるけど、消化不良かも
14. Chandelier (For Tet Remix)
だいぶテンションダウンに仕上げた曲、勿体ない気も。この曲はアレンジもあって、完成度が良くなることが分かりました。というか、単にこれは地味

本編12曲・48分半、国内盤ボートラ2曲追加で57分ほど(ボートラは旨みなかった…)。シーアの世界観は、改めて音楽界に革命を起こしているなぁと。声、世界観、織りなす曲も、それぞれに独特。パフォーマンスもだけど、今後もなにかと重宝されそうなアーティストということが本作にて分かりました。でも、先行シングルのインパクトに引っ張られてる気もしたけど。

1000 Forms of Fear
Sia
RCA
2014-07-08