519p4VwQR8L__SL160_映画ソウル・フードのサントラ。このブログのタイトルとも被って、さらにR&B満載に収録されているのに、今まで取り上げてなかったのが不思議なくらい。当時の人気アーティストがこぞって参加したこともあり、R&B1位・POP4位の大ヒットを記録。全部が本作のための書き下ろしではないけど、鉄板曲は多め。

1. A Song For Mama Boyz ll Men
2ndシングル、R&B1位・POP7位を記録(3rd Evolution 収録)。狂おしい程のママへの歌。ここまで熱烈に歌うのも、アメリカならではの文化だなぁと。心地よすぎるサウンド、メロウ、更には4人の声のバランス・個性が素晴らしい、泣ける。Babyface 力作だなー


2. Call Me BLACKstreet ft. Jay-Z
ぐいぐい押しつつもスムースが強大なミディアム、決してラップ優位にならず、R&B〜ソウルなアルバムにフィットする内容に
3. I Care 'Bout You Milestone
4thシングル、R&B10位・POP23位を記録。Babyface, Kevin Edmonds, K-Ci & Jojo の4者にて結成されたグループ。ここでしか聴けないスーパーヴォーカルの集い、とにかく甘く沁みる、刺さる。素晴らしき展開、裏切らない定番ツボ!


4. What About Us? Total ft. Missy Elliott & Timbaland
1stシングル、R&B4位・POP16位を記録。"No One Else" の大ヒットで、ここでは特注扱い、ミッシーにティンバランドが支え、可愛らしさとエッジの惹き立ちがウワテ。うまく映画にもハマりそうな、絶妙な落ち着き


5. Don't Stop What You're Doing Puff Daddy ft. Lil Kim
リルの魅力全開、ヴォーカルの耳残りタマラン!ダディのメロディ・サウンドセンスも素晴らしくウネウネ、これは仕掛けられたインパクト
6. We're Not Making Love No More Dru Hill
3rdシングル、R&B2位・POP13位を記録。Babyface, Daryl Simmons 担当、甘過ぎる、そして切なさも。こういうバラードが優位になる時代、ほんと人が歌やメロディに寄り添えた時代、なんか羨望と哀愁


7. Baby I Tenderoni
Babyface 担当、これだけアーティスト知らなかったなぁ。やるせないながらも凛としたヴォーカルの流れ方がセクシー、先を行くようで、セルフコーラスなんかも魅力的
8. Let's Do It Again Xscape
Jermaine Dupri 担当・参加、彼女たちらしいキレとワル混じりのR&Bで、じんわり魅力。サビでの息の合い方は素晴らしく
9. In Due Time Outkast ft. Cee Lo Green
この頃からシーローって活躍してたんだなぁと、改めて。この辺からはArista 攻勢、アウトキャストはポップでない沁みるR&Bを展開してて、地を這ってて好きだなぁ。ラップも毅然と
10. Slow Jam Usher & Monica
当時若い両者、後に素晴らしいタッグと思わざるを得ない、隠れた名バラード。更にタイトルはスロウ・ジャム。素質・粒から、ポテンシャルを思って楽しめる全体
11. Boys And Girls Tony! Toni! Tone!
選曲が良いな、メリハリ、だいぶ芯があって聴き手も自然とご機嫌。メロディも良いし、ピアノの跳ねも魅力だし、ラファエルのヴォーカルもソウルでクール
12. You Are The Man En Vogue
OST参加ならではの、クラシックなサウンド、そこに艶めいたヴォーカル、爆発的な高音は本作にて聴けなかったので、後半ダレてた人も目覚めの1曲
13. September Earth, Wind & Fire
ラストは1978年R&B1位・POP8位のヒットを、なんか収まりの良いOST、この収録は面白いし、ナツメロがこれだけってのも興味深い構成

13曲・57分弱。若手R&Bを多く採用し、あとは当時のメロディメイカーの童顔氏多数参加で、非常にキャッチー、万人受けしそうな曲が揃ってて、メジャー路線好きな自分には浸透度高かったです。もう少し重たいテーマのアルバムかなぁと思ったけど、結構面白い映画なのかもね、これは観ておきたい。サントラのハッピーさ、全体を聴くことで感じれました。


ソウル・フード(サントラ)
ボーイズ II メン
アリスタジャパン
1997-10-22