
1. Superfly
前年OSTより、強さと弱さの裏返し。若干、辛そうなのは目立つかな、一発録りだと顕著。躍動はたまらなかったりするけど
2. For Your Precious Love (with Jerry Butler & The Impressions)
小さなキャパ、会場に目の前で訴えかけるように等身大に話すMCから。ここで様子がおかしいと思ったら、本作はあれこれルーツな面々が参加しているんだね。声がジェリーじゃん、カーティスじゃないじゃんって。骨太に決めてくる、旧友の集い、にんまりじゃんね
3. I'm So Proud The Impressions
数年前に抜けたインプレッションズ、そのメンバーが参加しての懐かしの曲。ほっこり、カーティスと縁が切れてなかったんだね、素晴らしい!
4. Once In My Life The Impressions
リズムアップに会場と一体感で、懐かしのソウルバイブル。コーラスの汲み方が嬉しくなっちゃう、ギターのホロン度、更に急落のテンポだったり、忙しない感じがドギマギ興奮
5. Preacher Man The Impressions
これ、カーティスの70年代においても、ブラックシネマに通ずる感じで、新しく捉えられるし、当時としても絶妙な選曲だと思う。自分が好きなインプレションズ楽曲ってのもあるけど、ヴォーカルの響き方も今尚の魅力維持
6. If I Were Only A Child Again
ここやらで、ようやくカーティス単体にて戻ってきて、ゆったりと歌唱。音も大分感触変わって、リマスターのせいかなのか、それとも元のライヴに問題あるのか、豊かな気持ちになる、子供との掛け合いがほんわか
7. Duke Of Earl Gene Chandler
ジーン・チャンドラー!懐かしのヒットパレード状態のミディアム、カーティスライヴぽくないけど、声のバラエティ豊かで、どこまでも聴いていたくなるオリジナリティ爆発
8. Love Oh Love Leroy Hutson
此処に興奮でしょ、自分の大好きなリロイまで登場するなんて、CD持ってたのにノーチェックでしたよ。彼のライヴ音源を聴けるなんて、完全に悶絶。柔らかに、ここまでメロウだとは、最長の5分近くの尺、溶けさせてください
9. Amen (with Gene Chandler, Leroy Hutson &The Impressions)
ラストはオールスターにて、ほんわか平和な詰まり。みんなでクラップ、新しさが此処にはなく、ちょっとクラシカルなゴスペル風味、ちょっと最先端も混ぜる彼にはアルバムとしては勿体なかったかも、と何故か辛口を
9曲・33分と短め。いやー、こんな旨みが詰まってたとは、さっくり聴いてるだけで違和感も突き詰めないと、こういうびっくり箱があったりするもんで。カーティスの作品というよりも、彼を中心としたヒストリーを走馬灯のように、そんな軽快なソウル作品でした。それもシカゴ収録、当時の彼の味がうまく広がる、素晴らしい腰を据えたライヴ作!
<過去レビュー>
1968年 We're Winner The Impressions
1971年 Roots
1971年 Curtis/Live!
1973年 Back To The World
1973年 Preacher Man The Impressions (without Curtis Mayfield)
1974年 Got To Find A Way
1974年 Sweet Exorcist
1977年 Never Say You Can't Survive
1978年 Do It All Night
1979年 Heartbeat
1988年 Live at Ronnie Scott's (CD)
1988年 Live at Ronnie Scott's (DVD)
1990年 Superfly 1990 (ft. Ice-T)
1994年 Live In New York City 1971
1996年 New World Order
1999年 Move On Up : The Singles Anthology 1970-90
2000年 SHOUT! presents Non Stop Mixed by Dev Large (Tribute To Curtis Mayfield)
2008年 Movin' On Up : The Music and Message of & The Impressions