51Arfkofl5L__SL160_ボーイズ・2・メン、3年振り3作目でR&B・POP1位を記録。でも、安定の大ヒットではあるものの、前作・前々作の大ヒットからすると、流石にパワーダウンは否めず。でも、自分が初めて買った彼らのCDはコレ、その前にも大ヒットシングルは色々耳にはしてましたが、本作を聴くと改めて当時に最も戻れるというか。なので、自分は案外これが思い入れなんですよね。数あるR&B、コーラスグループの中でも何度も聴いた作品に1つです。

1. Doin' Just Fine
3rdシングル。Shawn Stockman 詩曲。出だしからバラード、美しすぎる…まろやかに、とろけるように、でも芯を残しつつ確固たる思い。後半の強さも程良く、とにかくヤラレターって感じ


2. Never
グループ4者作+Babyface 作・pro.、オリエンタル風バラード、アレンジも効いてるけど、低域に根ざしたコーラスがじんじんと染みる。これまでの彼らから明らかな進化、後半のアドリブもぐんぐん入り込んでくるし
3. 4 Seasons Of Loneliness
1stシングル、R&B2位・POP1位を記録。Jam & Lewis 作・pro、この曲、かなり模索してる曲って印象。どうにも演歌ソウルコーラスというか、彼ららしいワークではあるけど、なんだか…。これが強引にもヒットしたって感じもするんだよね…曲としては良いんだけど


4. Girl In The Life Magazine
2曲続けてBabyface 作・pro.、移ろいゆくバラードというか、攻めてないなぁ。ほんと心の内にめっこり入り込んでくる曲の塊続き
5. A Song For Mama
2ndシングル、R&B1位・POP7位を記録。文化を感じる、日本では男性グループが歌うというのも考えにくいし、でもこれは展開が見事なバラード、感動


6. Can You Stand The Rain
Jam & Lewis 作も、ほぼほぼアカペラなので4者でのpro. として構成。抑揚と場の平静を想起
7. Can't Let Her Go
4thシングル。Sean "Puffy" Combs, Ron Lawrence, Stevie J pro.、ようやくR&Bサウンド、ここまで長かったけど、バラード好きには賛否なのかも、ここまでバラード攻めだったし。やっぱ尖ったものもないと、彼らまだ3作目だし、ライヴとかは淡々と感動になるし、このうねりには一安心


8. Baby C'mon
Keith Crouch 作・pro.、R&Bミディアム維持、薄らしてても、これくらいなら自分歓迎!特段新しさってよりも彼らの高域やアッパーでの攻めを再確認
9. Come On
7曲目の布陣再来。ベイビーカモン、の次は、、カモン!ちょっぴり雲がかり、コーラスの絶妙。当時の先駆的なR&B要素に、薄らヴォーカルの揺らぎが気持ちよく進行
10. All Night Long
8曲目の布陣再来、この辺りの選曲はイカタコな噛みごたえ、ループするギターだったり、攻めはやっぱ必要だなぁと、いい感じの展開具合
11. Human Ii (Don't Turn Your Back On Me)
Jam & Lewis 作・pro にて、懐かしさあれ、3曲目で自分は賛否あったので、この広がりはコーラスグループに安定的に求めたい心地良さ
12. To The Limit
7・9曲目に続き、やっぱパフやるなぁと!でも、ちょっと作風が変わってエロさもあったり、旧来の美しさがあったり、色々と引き出しあるなぁと感心
13. Dear God
これがラストって認識が無かったので、この平坦にも心洗われるソウル・ゴスペルサウンドは、妙に改めて浸っちゃいました、こういう曲にルーツを戻すあたり彼らのスタンス良いなぁと

<Bonus>
14. Just Hold On
ボートラだったんだね、これ。そういう認識では聴いてなかった…。しっぽり、アンコールバラードのように聴ける安らぎ

13曲・62分半、ボートラ追加で66分半ってところ(各国色々な盤があるようですが)。タイトルだったりジャケからは、もっと攻めを感じると思いきや前半は思いっきりバラード。7曲目から変わるけど、やっぱ賛否だったかも。でもね、当時の自分は1-5曲目が好きだったんです、今は7曲目以降に特にツボが移行した模様です、変化するものですな。クオリティは高いけど、ちょっとマンネリ感というか、飽和感は出るかも、比較的尺が長いアルバムなので。

エヴォリューション
ボーイズIIメン
ポリドール
1997-09-20

Evolution
Boyz II Men
Polydor
2006-01-31

エヴォルーション
ボーイズIIメン
ユニバーサル インターナショナル
2001-11-28

エヴォルーション
ボーイズ II メン
ポリドール
1998-03-10