51IBBwtKK+L__SL160_マイ・リトル・ラバーことマイラバ、5ヶ月振りというスパンでリリースされた3作目でオリコン1位を記録。チャート的にも、そして80万枚という売上としても素晴らしいんだけど、自分としては何か変な動きしてるなぁというのが当時の感想。1stと2ndのスパンが長すぎたのに、3rdはあっという間に出てきて。。シングルオンリーでリリースされていたのかと思われていた曲までバナナのたたき売り状態で詰め込んで、まるでシングルアルバムのようになってるし。過去曲が勿体ないのでパッケージ?だったら、2nd と3rdを2枚組にしたら、自分的には納得だったんだけど。なんか、ドタバタ振りというか、アルバムとしては悪くなくとも裏側が見えてくるようで。ここ最近はテレ東音楽祭だったり、音楽の日だったり、今後はFNS歌謡祭など、色々と往年のシンガーに浸って楽しめる番組強化な中、マイラバも久々に見たいなぁと思ったりして。1st, 2nd に比べたら圧倒的に聴いてこなかった作品なんだけど、聴きたくなったので取り上げてみました。

1. New Adventure
タイトル曲で開始、しっとりディープな曲ながら、透明感あるヴォーカルが馴染む不思議なスロウ
2. STARDUST
丁寧なバラード、AKKOの優しさがしっとり出てて、浸れる。更に彼らならではのギターサウンドも混じってて聴き応えに、今回はデジタルも若干のブレンドで
3. CRAZY LOVE
最新シングル(彼らの12thシングル)でオリコン11位を記録。キャッチーな曲で彼ららしいなぁと。新鮮さは無いので、ちょっとランク的には下り気味も分かるなぁと
4. ALICE (Album Version)
2年5ヶ月前のシングル(彼らの4thシングル)、オリコン2位を記録。前の曲からガクンと時期が変わってのシングルを持ってくるあたり度肝。これは当時流行ったよなぁ、AKKOのヴォーカルの煌めき、高音も響くなぁ!それまでの彼ららのシングルと違うアプローチだったのも良かったし。終盤の意味不明な歌詞部分も話題になったし


5. 雨の音(ね) (Album Version)
彼らの6thシングルC/W、梅雨の景色が見えると言うか、音でじっとりな気分にさせてくれるのは凄いんだよなぁ、それもヴォーカルが追い打ち
6. DESTINY
彼らの11thシングル、オリコン4位を記録。ドラマ主題歌でヒットしたなぁと、切なさが朴訥と放たれているようで、音が無心に奏でられ、しんみりさが強固に


7. 12月の天使達 (Album Version)
彼らの7thシングルC/W、出だしはクリスマスの温度も感じたけど、悲しさ・冷たさが一層全体を通して表現。スロウな曲調も助長
8. Private eyes
彼らの9thシングル、オリコン8位を記録。デジタル的というか、サビのAKKOの声の響き方が独特すぎる。低域とサビの抑揚の激しさに魅力詰まり
9. ANIMAL LIFE
彼らの7thシングル、元はMY LITTLE LOVER featuring AKKO 名義でオリコン5位を記録。ブリティッシュロックのように、でもゆったりと聴きやすいポップス寄り。声の響かせ方で曲が染められていくよう


10. fallin' Blue
90年代序盤のゆったりダンクラみたいな感じで、でも刹那に聴かせるミディアムって感じで、なんか惹きこまれる要素。暗いんだけど、裏方ギターの引き立ちが絶妙
11. Days
彼らの12thシングルC/W、アルバム終盤を決意で閉める、ポップロックで潔く、歌詞も叩きこまれてて、しっかりメッセージが植え付けられ最高
12. New Adventure (Reprise)
ラストは1曲目のサンプリング的にヴォーカルは入るけど、インスト的50秒、おまけ

本編12曲・56分。12曲中シングルが5曲・カップリング入れると7曲も既発。それでも曲のクオリティが素晴らしいだけに、アルバムの流れが自分的には唐突感も多少。もちろんそれを感じさせないように繋がれてるけど、どこか裏方のドタバタ振りが見えてきてしまうんだよね。新録数曲で何とかアルバムを構成させちゃいました的な。本来だったら、9曲目なんて、絶対的に企画シングルとして、ようやくベストとかに収録されるレベルだと思ったし。ま、以降彼らの活動と同様に聴かなくなっちゃいましたね、、、でも、本作までは時代先端に最高。

<過去レビュー>
1995年 evergreen
1998年 Presents

New Adventure
MY LITTLE LOVER
トイズファクトリー
1998-09-02

NEW ADVENTURE
MY LITTLE LOVER
エイベックス・エンタテインメント
2008-05-01