220px-Outkast-speakerboxx-lovebelowアウトキャスト、3年振りとなるキャリア最大のヒットとなる5作目でR&B・POP1位を記録。本作はSpeakerboxxx/The Love Below として2枚組みでのリリース。今回取り上げるCD2枚目収録の"Hey Ya" が当時流行りまくって、自分もご機嫌要素に。今、OST Wild Speed よりWiz Khalifa ft. Charlie Puth "See You Again" が大ヒットしていますが、それに並ぶラップ曲での連続1位記録だったって事で話題になって、改めて本作を聴きたくなった流れです。ただし、シングルはしっかり堪能しつつも、あまりに曲が多いアルバムなんで記憶が定かじゃなくなってます。。

1. The Love Below (Intro)
ジャズのようなイントロ1分半、オーケストレーションに低域を乗せて
2. Love Hater
アグレッシヴに変則に、疾走感を持って生み出される3分弱。この攻撃性で洗練性が巧みにアルバムに上質感
3. God (Interlude)
揺らめきのギターにて、既に前半にて独自の世界を与える流れ、2分超
4. Happy Valentines Day
サイケにファンクに、曲調変わってキレ味抜群!低域にてラップを乗せて、女性コーラスがゴージャス感も、抑揚あって、退屈感無し
5. Spread
音はオルガンゴスペル、と思ったらファルセット歌唱にポップに軽快に。曇ったような場だけど、ほんわか度満載に
6. Where Are My Panties?
記載ないけど、インタールードかな。パンティはどこ?な節。2分弱
7. Prototype
ミディアムスロー、場をクールダウンさせるような中間音楽。まったりさせつつ、ラップってよりも、なんだろじっくり攻めてる感じかな
8. She Lives In My Lap (ft. Rosario Dawson)
Geto Boys "Mind Playing Tricks on Me" サンプリング、コーラスが特徴的、メロディラインも読めない感触でループし、どこか混沌とした様子
9. Hey Ya!
1stシングル、R&B9位・POP1位(12週)を記録!凄いパワーがあって、子供も楽しめるようなポップに仕上がってると思います!手拍子、そしてPVでのAndre Benjamin 複数役での面白プレイなど、時代を切り込む力が凄かったなぁと、今でもしっかニンマリの手拍子しちゃうもん


10. Roses
2ndシングル、R&B12位・POP9位・Rap1位を記録。Prince "Purple Rain" にインスパイアされた曲。一転、場は上質なピアノの弾きへと切り替わり、素敵な空間に。でも、ヴォーカルはどこかジメっとしてて、それが更に良さに


11. Good Day, Good Sir
歓声からスタート、小さなクラブとかでのライヴをイメージ?ストリートへの以降が見え隠れし〜
12. Behold A Lady
ストリートな中、テケテケとラップを。音的の刻み的には当時のUsher "Yeah" なんかにも近い、そこに塗すデジタル少々
13. Pink & Blue
Aaliyah "Age Ain't Nothing But a Number", Timmy Thomas "Why Can't We Live Together" サンプリング。この辺りのセンス、流石のR. Kelly の力も有り!これまでに無いような探る感じはあるけど
14. Love In War
音のバウンス感が好きだな、でも、音と歌がちょい乖離。それぞれ面白い分泌をしてるんだけど、放出方面が異なり?
15. She's Alive
ファルセットなんだけど、敢えての下手っぽい歌唱。3分半程なので、こういうのも茶化した感じで入っても否は低そう
16. Draculas Wedding (ft. Kelis)
ケリス参加で、なんかシリアスな音域で独特な受け取り。シャカシャカ鳴るギターも、哀愁あるのに、どこかサラッとしてなく
17. Letter
20秒ほどの語り、掛け合い?
18. My Favorite Things
John Coltrane で有名な曲!ここまでゴージャスに攻めてくるとは、ドラムンベースばりなので難しいはずなのに原盤のイメージを持ちつつの高速アップグレイド
19. Take Off Your Cool (ft. Norah Jones)
当時ならでは、注目ノラを招いた作品。アコースティックに2分半程だけど、前半に若干歌唱って感じだけど、ノラぽくないけど、異色だけど、決して冒険し過ぎてはなく


20. Vibrate
ラスト2曲はじっくりハイライト的に、まずは6分半。ジャズな丁寧な音の中に、デジタルや気合を塗しながら、詩も挑発した感じ、音の抑揚も面白い聴こえ
21. A Life in the Day of Benjamin Andre
ラストは決して、終わりを告げる感じでもないんだけど、生活サイクルを敢えてここで植え付けて進行形にて完了、という感じかな

20曲・78分半、アルバムを通すと結構難しい作品、ゆえにヒットシングルに結びつくようなファンキーポップな流ればかしではなく、ジャズに傾倒した挑戦が多種詰まっているなぁと。なので、ここまで長いと、アルバムとしては堪能しまくってる人ばっかじゃないと憶測。ゆえに、これが2枚ともなると、さすがに重たいかも。アルバムのヒットは、シングルに引き寄せられた感じはデカそう。。



Outkast アウトキャスト
Used Item
2014-10-19