51lwjQga6PL__SL160_ア・フュー・グッド・メン、デビュー作はチャート圏外。当時の新進気鋭のレーベルLaFace ゴリ押しだったことも有り、結構お金をかけてそうだったんですけれど…国内盤もリリース無かったようで。でも、自分も最近になって入手した作品です。支える布陣もなかなかなので(総合pro. Daryl Simmons, Kenneth Edmonds, Antonio "L.A." Reid)、中身には結構期待だったりします。

1. Five Dollars (Interlude)
Tony Rich 担当の5ドル追いイントロ
2. A Lil' Somethin'
1stシングル、R&B73位を記録。Christopher ''Tricky'' Stewart 作・pro. 担当。初っ端真骨頂、スムースなメロディにサウンド、サビにしても文句のつけようがないくらいに仕上がってるし


3. Young Girl
Babyface 作、更にBabyface, Daryl Simmons pro.、L.A. Reidドラム&パーカッション、ミディアムに憂いの全体、ほんと心地良く聴ける全体、彼らの喉も良いな
4. A Thang For You
2ndシングル。タイトル曲でPVも創ってたのに泣かず飛ばず…サビでの重厚なコーラスは本当気持ち良い、リードもバランス良くリリックを伝えるし、朝だって昼だって夜だって力を貰えそうだし


5. Please Baby Don't Cry (Interlude)
1曲目に続きトニー担当で、ここではアカペラに近いコーラスを。当時で言うと、Boyz ll Men とは異なりR&Bをより基軸にしているなぁと
6. Have I Never
Babyface & Daryl Simmons 担当、緩やかにバラード。甘いし、でもちょっと訂正、これはBoyz ll Men にも近いグッと拳握りたくなる感じも出てる、童顔氏が関わってコーラスまで入ってるからかも
7. Will You Love Me Tomorrow
デジタルを若干配しながらミディアムにクールな展開に、ベースライン、そこに中高域でぐいぐい引っ張る声の凄み、ファルセットも惜しまず披露、だいぶキュンキュンだし!!
8. A Good Man
Darryl Simmons 作・pro.・コーラス参加まで!相当に力入ってるし、哀愁サウンドに力強いヴォーカルで。これは彼らならではのウリだなぁ、でも何故全く売れなかったのか…
9. Chillin'
ちょいウキなサウンド、でもコーラスが巧みだなぁと。録音技術も良いんだろうなぁ。リードが目立たず輪郭をしかり創っていくのが彼らならではのポイントかな
10. That's The Way
メロディのせいかな、当時のアイドル寄りな歌にも感じるなぁ。ダンサブルにこなしている印象
11. 1-900-G-MAN (How I Say I Love You)
彼らとDaryl Simmons共作、更にDaryl Simmons キーボード・ドラム・コーラス、L.A. Reid もミックス参加したり、結構気合の入った展開。インタールードを含むような感じでドラマ的だし、実に7分半近くメロウに。語りというかやり取りも多いけど、超絶ファルセットなども
12. Bankhead Mac Daddy (Interlude)
コール30秒
13. Don't Cry (Behind My Back)
インタールードお馴染みトニーがここでは参加し、ムーディなバラードに挑戦。リードのヴォーカルがかなりエモーショナルでぐいぐい染みる、若いんだけど情熱が来てる!
14. Sexy Day
シャラランとしつつも、締まりを入れつつ。当時の音も混じりつつ、程良く聴けるなぁ。後半、下手に脂っこくしない程度の気持ち良さ
15. Southern Girl
ラストは結構な総出で、楽しく目いっぱい音を奏で、フックを入れ、リズミカルに、でも全体を崩さないよう
16. Ten Dollars (Interlude)
1曲目に対峙する閉め、10ダラーズ アウトロ

16曲(うちインタールードは4トラック)・64分、当時の才能が結集して新人を躍起させるべく作品。でも売れなかったのは、それだけではチャートを動かせない事実ってことなのかなぁ?シングルにしても、なんか不本意なアクション。アルバムを聴くと、未だに古さのほうが無いし、程良く上質に聴ける当時のR&Bグループだなぁと、再評価できる感想です。

<過去レビュー>
1995年 Take A Dip

Thang for You
Few Good Men
La Face
1994-10-25