51120BYd1rL__SL160_シャギー3年振り・5作目は初のワールドワイドな大ヒットとなった作品で、POP1位を記録。自分はそれ以前の曲をコンピ等で知ってましたが、本作を持って彼のノリノリな魅力を知ることができました。各種かなり色んなヴァージョンがリリースされてたし、シングルも立て続けにヒット、リミックスも話題になったりと、とにかく当時の彼は乗ってました!最近シゴトばたばたで夏を楽しめてない感じですが、音楽だけでも夏気分で浸りたく。

1. Hot Shot
タイトル曲でスタート、緩くもR&Bサウンドを混ぜたレゲエ。うねうねしてるけど、セクシーなコーラスが特徴
2. Lonely Lover (ft. Prof. T)
ゆったり、男性客演でなんかリゾート気分が増して楽しく。でも緩さには変わらず、この調子が癒しをくれるんだよね
3. It Wasn't Me (ft. Ricardo "RikRok" Ducent)
1stシングル、R&B3位・POP1位を記録。軽やかに展開する大ヒット曲、煌めきも勢いも、パワーも緩やかさも、絶妙に進行するヴォーカル高音は独特


4. Freaky Girl (ft. The Kraft)
音はなんだか軽快で、ヴォーカルも透明感があって、穏やかで、これまた心地良く聴けるラップ・レゲエ曲
5. Leave It To Me (ft. Brian & Tony Gold)
アコギの音が煌めき、緩さのコンセプトそのまんまに、横揺れ自然と。案外、攻めすぎず、濃くないレゲエで聴きやすく
6. Angel (ft. Rayvon)
2ndシングル、R&B46位・POP1位を記録。3曲目よりもポップ性はないんだけど、レゲエが当時の時代に合ったんだろうね、Sean Paul なんかも大ヒットしてたし、それくらいに薄ら棚引く感じの中域ヴォーカルが心地良く

7. Hope (ft. Mister Mydas)
5thシングル。テンポアップするけど、癖は無く。なんだろ、この安心感。ラップレゲエを切り込みまくるんだけど、バックミュージックの透明感だったり、絶妙なサポートが新鮮で
8. Keep'n It Real
なんか2000年ぽくない、80年代後半だったりのコーラスにも聴こえる哀愁、そこで淡々と進めるシャギーとの時代切り込みが、これまた敢えての斬新のような
9. Luv Me, Luv Me (ft. Samantha Cole)
元は1998年Janet Jackson とのデュエットで先にシングル(POP76位)としてもリリースされたOST How Stella Got Her Groove Back 収録曲。本作では新録でサマンサ・コールを招き、3rdシングルとしてもカット。ジャネットを踏襲するよう新たな魅力で迫るサマンサ、シャギー立てに徹しているようで、当時のR&Bにも重宝した彼女ならではの魅力でアルバム中盤を鮮やかに


10. Not Fair (ft. Tony "Rude" Seawright)
なんだが、しんみり。この手のミディアムスロウは無かったタイプ。女性コーラスもテンション落とした感じで、全体的に面白い仕上がりに
11. Hey Love
目立つ感じの音ではないけど、消化していく感じのパートなのかな。音は程良くベースラインなどで特徴あれど、粛々と
12. Why Me Lord
なんか、オリエンタルにもアジアなんかの屋台な感じ。なんだろ、チャイニーズ?レゲエなんだけど、抜けた放ちが独自で
13. Joy You Bring (ft. Brian & Tony Gold)
王道レゲエ、こういうのも有りなんだね。って当時聴いてても、この辺はもう前数曲のせいか流し気味だったのが大いに判明
14. Chica Bonita (ft. Ricardo "RikRok" Ducent)
いいね、プエトリコ、ボニータ!めっさ、サルサにレゲエに、揺らめきの南国、いやー、バカンスしたくなる
15. Dance & Shout
4thシングル、POP104位を記録。The Jacksons "Shake Your Body (Down To The Ground)" まんまサンプリング、ズルネタを元にハッピーご機嫌にパーティ!


<Bonus>
16. Why You Mad At Me
ギターでロック度を上げつつ、シャギーのラップもいつも以上にテンションアップのような、通常の乗り+アルファ
17. It Wasn't Me (Crash & Burn Remix)
大ヒット曲のリミックスは2ステップ、早回ししまくって曲が大きく変わってる…。でも歯切れ良くスピードアップ出来てて関心、それくらいにヴォーカルアレンジのクオリティは高いなぁと
18. Dance & Shout (Dance Hall Version ft. Pee Wee)
自分は、実際、この曲がアルバムで最も好きだったりするんですよね、今聴いても超絶な威力があるなぁと。PVはエディットだけど、ここでは6分半のフル収録。元ネタのパワーもあるけど、レゲトンハウスとして相当にパワーアップしちゃってて、これ聴くと相当アガリマス!!


本編15曲・56分半、ボートラ3曲追加で72分のボリュームに。改めてレゲエ関係無しに、音楽楽しめるなぁと知らしめてくれる作品。シングルヒットも満載、通常のノリも含めて、シャギーの勢い詰まりまくり。リミックスもツボってるし、後のリミックス集なんかも推し。シャギーは最近、客演なんかでもチラホラ見かけるし、まだまだ今後のアクションに地味に期待したいシンガーだったりします。

<過去レビュー>
2003年 Get My Party On (Remixes) ft. Chaka Khan

ホット・ショット
シャギー
ユニバーサル インターナショナル
2000-07-19

ホット・ショット+3
シャギー
ユニバーサル インターナショナル
2001-04-18

Hot Shot
Shaggy
Universal Import
2001-05-06

ホット・ショット+3
シャギー
USMジャパン
2004-10-21

Hot Shot
Shaggy
Universal Import
2001-05-06