
1. Stop To Love
ルーサーの別撮りインタビューからスタートするけど(こういうシーンが合間合間挟まれている進行になります)、こういう攻撃的な音を結構創ってたりするので、バラードの帝王とて、ライヴは盛り上がる素晴らしさ。ルーサーのノリも声も好調、楽しく聴けるオープニング
2. Never Too Much
安定のソロデビュー作、いやー、いつ聴いても素晴らしいダンクラ・R&B。古さないし、声の張り・伸びも艶やかで、音も益々パワーアップミュージックな感じで、ウキウキする。Lisa Fitsher 始めとするコーラスダンサー陣も観て楽しませてくれるし
3. Here And Now
リサについてMC長めに、The Rolling Stones のサポートで忙しい中駆け付けてくれている彼女に敬意。その後歌い始められる素晴らしいベルベットヴォイス、語りまで歌に聴こえる、やはり声が素晴らしい。手振りでの訴えもライヴならでは、コーラスの彩りも本当クオリティ高く
4. Killing Me Softly
ここからが本題、クラシックカヴァーアルバムSongs から、Roberta Flack 名曲を。実にうっとり、音の包み込む感じもオリジナルから成長した柔らかさ、声も本当に平和色
5. Evergreen
Barbra Streisand カヴァー、アレンジが素晴らしく声がこだましていく流れ、さらに汗を流し情熱的に歌いあげ、魅了されるなぁ
6. Hello
Lionel Richie カヴァー、静粛なところからサビを終えての不意なファルセットなど、テクニシャンならでは。ストリングスで世界観を起こし、後半の高域のヴォーカル、掴まれる―
7. Power of Love (Love Power)
自身のヒット曲、ルーサーらしいメッセージの曲。ほのぼのするし、ライヴでもにんまりするのが分かる、みんな楽しそう
8. Always And Forever
Heatwave カヴァー、本映像作品のタイトルにもなってるけど、シングルカットされたりと、程良いところで気持ち良く酔える曲と言うか。自然と高域も聴かせていく術、感動
9. Love the One You're With
これもシングルとしてヒット、Stephen Stills カヴァー。オリジナル以上に出だしはゴスペルさ(クワイアがゲストってのもあるけど)、壮大。客席見るとあんま手拍子してないけど、観るライヴって感じなんだろうか。もと乗っても良いけど、陶酔してしまうのか、それともUK(白人多い)って理由からか
10. The Impossible Dream
The Temptations カヴァー、これは実はルーサーヴァージョン知ってから凄く好きになった曲。低域からスタートして、後半の声がかすれるほどの高音、ルーサーの熱がヤバイ!その後、テンプスヴァージョンも好きになったし、Aretha Franklin が葬儀で歌うシーンなど、ほんとシーン毎に印象刻まれる曲に
11. Ain't No Stoppin' Us Now
McFadden & Whitehead カヴァー、ディスコクラシックを見事に素晴らしさとして伝えてくれてます。上質なノリ、歯切れ良いヴォーカルになってるのも彼ならでは
12. Give Me The Reason
ラストは再びステージに、アンコール扱いかな。楽しくフィナーレ、良く出来たライヴだなぁと。きっともっと歌ったのかもしれないけど、いやー、満足
こちらはオマケ。ビデオ制作時には権利上収録されなかったMariah Carey とのデュエットカヴァーシングル"Endless Love" 、マライアがこのために駆けつけてたんですね、やはりルーサーの大物感半端ない。
12曲・88分、インタビューやリハシーンがあったりもするので貴重な部分多いなぁと。改めて彼のプロデュース力と歌力半端ないなぁと。こういうシンガー最近いないよな、熱狂的に大人も熱くなれる音楽。いつの時代も丸めこんで更なる良さの追求。彼の才能を感じる素晴らしいライヴDVDです。