41533MHCFML__SL160_ドリー・パートンが1999年にリリースした企画リミックスシングルCD。彼女についてはWhitney Houston "I Will Always Love You" の原曲者であるというのはブラックファンならずとも知っておきたい事実だけど、カントリー界においては相当な貢献者。そんな彼女は現在、整形ネタで賑わせたり(映画なんかでもそんな役だったし)。今回本CDSを取り上げるのは、自分がリッピングしておいたHDDを"War" "Peace" でソートかけて、辿りついた感じです。そして本日9月19日、クイックにレビューできそうだったことと(単純)、本題としては安保法案の可決が大きかったなぁ。これまた、ギャグ言ってる場合じゃないけど、クイックに決まってしまった感じがするんですよね。人によっては時間がかかったと思うのでしょうが。そんな中、ダンスミュージックでサラリと歌い飛ばす彼女を本日は急遽。

1. Walking On Sunshine (Mark Kamin's Radio Mix)
オリジナルのリリックスピードを落としてダンス調に、音が安っぽいので、掴みとしてはどうなんだろう・・。でも、軽やかなポップダンスとして生まれ変わってクリエイティブとしてはOKかな
4. Walking On Sunshine (Original Mix)
本題曲は1997年のアルバムTreasure より。1985年Katrina and the Waves カヴァー。テンポ良い聴いてて気持ち良い、どカントリー。この時期だと自分はShania Twain とかにはまってたけど、当時は自分には届いてこなかったアーティスト。でも、癖のない気持ち良い曲


7. Walking On Sunshine (Mark Kamin's Harder Mix)
何気に、今の時代のEDM にも近いようなアレンジなんだよね。当時は派手さは感じなかったと思うけど、これくらいの抑え目は案外時代先見

2. Peace Train (Junior Vasquez Mix)
同じくTreasure 収録からのリミックス4曲。自分は本CDSを選んで良かったと思ったのが、この曲。ジュニア・ヴァスケッツ担当でも、アコースティックバラードでのリミックス(本チャンのアレンジはチェックしてないけど)。腹の底から平和を願っているようで、特に今日じんわり響く・・
5. Peace Train (Bounce Euro Mix)
スキャットマンなんかを想起するほどに、ユーロビートアレンジ。さらりと平和音楽として昇天する感じで、これはメッセージを飛ばす意味では面白い仕掛けかも
8. Peace Train (Holy Roller Mix)
曲の繊細さを表したダンス、しっかりメッセージを堪能しながら、噛みしめながらリズムを刻めるような仕上りに


10. Peace Train (Junior's Arena Mix)
これは、2曲目と同じリミキサーだけど、かなり趣向を変えてダンスに。それも14分近くに亘る超アンセム。クワイアのようなコーラスをじわじわと敷きつめ、ゴスペルハウスのような力作に


3. Two Doors Down (Boy Wunder Radio Edit)
1978年シングルB面、これは当時の音源のリミックスなのかな。若干、声の使い回しが聴きにくいけど、Bette Midler のようなオドケも感じつつの、敢えての挑戦ってな印象
6. Two Doors Down (Cyphonix Radio Mix)
90年代前半のストリート感を出した感じ、一応ダンス調でもあるし、懐かしい感じのするミックス
9. Two Doors Down (Boy Wunder Mix)
ゴスペルぽい感じもあり、この曲の4つの中では最も評価は高いかな。結構単調にも感じる流れだけど、彼女の抑揚ヴォーカルあって冴えた感じに
11. Two Doors Down (Cyphonix Extended Mix)
ラストは6曲目の拡張ヴァージョンだけど、そこまで尺が上がったわけでもないので、リプライズ的に

シングルだけど11曲・67分のボリューム。まるでリミックスアルバムというか。普段聴かない感じのアーティストながら、タイムリーにこういう曲を聴くとじんわり来るものがあるなぁと。ダンスだからこそ、変に意見を押し付けなくとも、自然に今日を感じれるような作品として。ピース・トレイン、いやー、本当世界が平和であれば良い良い。

Walking on Sunshine
Parton Dolly
Imports
1999-08-10