514Auf91WWL__SL160_215JCFTJY7L__SL160_ジャネット・ジャクソン、前作から実に4年半振りとなる6作目でR&B2位・POP1位を記録(1997年年間POP118位・1998年年間27位)。依然、大ヒットを継続し続け、マイケルの妹ってことは言われなくなってて、既にジャネットだけで世界に通ずるヒットメイカーに。本作は自分が初めて買ったオリジナルだったと思います(ベストが最初だったけど)。本当なら、このタイミングで新作をレビューするのが興味深い流れの筈が、まだ買ってないので・・・。

1. Interlude - Twisted Elegance
出だしは彼女らしい、ゾクゾクさせる大人しい感じの40秒
2. Velvet Rope (ft. Vanessa Mae)
タイトル曲でスタート。Malcolm McLaren and The World Famous Supreme Team "Hobo Scratch", Mike Oldfield "Tubular Bells" サンプリング。グネグネなデジタルが凄過ぎ。最初の数秒で耳を掴んでくる。もう、難解な程に音はかなり先駆的な中、ジャネットの声はいつにも増してスムージー
3. You
日本など本国以外でシングルカット。War "The Cisco Kid" サンプリング。声を小さいながらも拡声器に移して貼りつけたというか、サビでのセルフコーラス含めミディアムながらの攻めは序盤の掴み、クオリティ流石


4. Got 'Til It's Gone (ft. Joni Mitchell & Q-Tip)
意外たるや1stシングルは、R&B・POP本家チャートランク外で、Dance6位のみ(意外…)。Joni Mitchell "Big Yellow Taxi" サンプリング。自分はこの曲のメロウ、さらにジャネットの声がサンプリングに感じる創りが興味深く。綺麗に響く声も美しく、ラップやサウンドの真新しさが大きい


5. Interlude - Speaker Phone
18曲目"I Get Lonely" を下地にしての電話レスポンス1分弱
6. My Need
Marvin Gaye & Tammi Terrell "You're All I Need To Get By", Diana Ross "Love Hangover" サンプリング。まんまって感じもするけど、妖艶に美しさを敷きつめてくる感じで、声の魅力全開
7. Interlude - Fasten Your Seatbelts
20秒程の笑い話、ちょいアラート
8. Go Deep
3rdシングル、R&B1位・POP3位・Dance10位を記録。この手の曲がヒットしてたのも当時の彼女の勢いだよなぁ。スムースさと、ポップさが混じった進行。曲と言うより響きかな、あとはPVの楽しい感じが曲に上乗せされている印象


9. Free Xone
Lyn Collins "Think (About It)" ,Archie Bell & the Drells "Tighten Up", Pleasure "Joyous" サンプリング。ディスコ・ファンクぽい流れ、フリースタイルに歌というよりも、サウンドを楽しむ感じで。一応バックグラウンドや語りでジャネットは登場するけど5分に亘って、相当にファンキー
10. Interlude - Memory
5秒のタメ
11. Together Again
2ndシングル、R&B8位・POP1位・Dance1位を記録。Yuzo Koshiro "Bridge Zone" サンプリング、って日本人やん…誰だろと思って調べたら、Sonic とかで有名なゲーム音楽制作者。なんとも、こんなところから選曲してくるとは、クリエイティヴ貪欲。これはジャネットのライヴでも欠かせないし、しっかり乗せてくれるダンス。アルバム後半を元気に楽しませてくれる必要不可欠


12. Interlude - Online
余韻を持ちつつも、PCデジタル感を持った20秒、雑音も
13. Empty
ドラムンベースな音にて、あれこれ要素が切々と入れ込んでは、ぶつくさにジャネットの声を切り込んで、高域なんかもあるし、男性MCフックもたっぷりだし、なんか軽快にどっしり、でも音は軽い
14. Interlude - Full
ページをめくっていくような10秒
15. What About
波音から、アコースティックバラード。と思いきやですよ、サビはアルバムRhythm Nation にあったような強さで攻める強弱。これ、ホント面白い世界観の表現
16. Every Time
5thシングル。本作随一のバラード、ジャムルイの手腕が光り、"Again" のような美しさ


17. Tonight's The Night
Rod Stewart カヴァー、意外性。彼女ならではのムーディなしっとりした仕上がり、原曲にあるような強さは無し
18. I Get Lonely
4thシングル、POP28位・Dance1位を記録。アルバムならではのヴァージョン(シングルはBlackstreet 共演で話題に)。これぞ、彼女が地を這うように畳みかけるR&Bって感じがする(でもR&Bチャートインしてないし、どうなってたんだ…)。引きつつ、じわっと攻める感じが好きだな


19. Rope Burn
ジャズ要素が含まれ、だいぶ余裕を持って歌われる大人なバラード風。多少R&Bのサウンドも混ぜてクールに
20. Anything
後半しっとり声で酔わせるスロウ、場を鎮める感じのヒーリング。余韻が美しい
21. Interlude - Sad
10秒の語り
22. Special
平穏に朝が訪れたような、しっとり聴けるバラード。揺らめき、声もとにかく可愛らしく
24. Can't Be Stopped
隠しトラック扱い、日本盤はボートラの後に収録されているのが、面白い展開って感じかも。本編をぶち壊すように音を多少上げて、ヒップホップ的な起爆ありつつ(でも上品)、しっかり声を重ねながら創られ素晴らしい

<Bonus>
23. God's Stepchild
国内盤特別収録、なんかデモのように揺れあるヴォーカルが印象的。それくらいに朴訥としてて、確かにアルバムでは浮くかもしれないけど、なんか心が洗われるような仕上がり

<Bonus CD>
1. Got 'Til It's Gone (Armand Van Helden Bonus Beats)
サビはちょろっと流れるけど、原曲感ゼロ。ダンスバトルのテクノサウンドみたいになってて、完全リミックス名まんまのボーナスビーツ5分
2. Together Again (Tony Humpheries 12 Edit Mix)
出だしからオリジナルのバラード風を保たせつつ、サルサだったり、生バンドハウスみたいになってて10分に及びクールなメランコリー
3. I Get Lonely (Janet vs.Jason - The Club Remix)
ダンスとしてぐいぐい展開、原曲を活かしつつ、しっかり乗れるハウスになってると思います。無駄な音なく、しっかりズンドコビート
4. Go Deep (Vocal Deep Disco Dub)
サビを用いつつ、ダブ仕様なので、ぐんぐん勢いは増してるんだけど、ジャネット素材にて展開される8分の遊びって印象
5. Every Time (Jam & Lewis Disco Remix)
4分程、曲としてスロウダンスながらも確かにしっぽりディスコな感じで興味深く。収まりの良い感じのちょいアッパーで好感


隠しトラック含む本編23曲・75分、ボートラ1曲追加で79分のボリュームに。更に、今回取り上げたツアー・エディションには5曲・36分のシングルリミックスのボーナスCDが追加され、計108分の大ボリューム。

<過去レビュー>
1982年 Janet Jackson
1989年 Rhythm Nation 1814
1990年 Come Back To Me (Remixes)
1990年 Alright (Remixes)
1991年 State of The World (The Remixes)
1992年 The Best Thing In Life Are Free with Luther Vandross, BBD & Ralph Tresvant
1993年 If
1994年 Because of Love (Remixes)
1995年 Scream with Michael Jackson
1995年 Runaway
1996年 Twenty Foreplay
1997年 Got 'til It's Gone ft. Q-Tip & Joni Mitchell
1997年 Together Again
2001年 Control - The Remixes
2004年 Damita Jo
2005年 All Nite (Don't Stop)
2006年 20 Y.O.

Velvet Rope -Lim.ed.-
Janet Jackson
EMI
1998-11-24

ザ・ヴェルヴェット・ロープ 来日記念スペシャル・エディション
ジャネット・ジャクソン
EMIミュージック・ジャパン
1999-01-13

Velvet Rope
Janet Jackson
Virgin Records Us
1997-10-06

ザ・ヴェルヴェット・ロープ
ジャネット・ジャクソン
EMIミュージック・ジャパン
2008-06-11