41GZ7CT7BAL__SL160_珍しいゴスペルダンスのリミックス集、2001年に発売されて、以降入手してたと思ったんだけど、全然見つからなくて再度ポチした感じです。有名な曲だったり、有名なメジャーアーティストも収録。少ない曲数ながら、長尺になっているものもあるので、結構な聴き応えだと思います。個人的にはビービーとダーヴィンに惹かれましたが、案外知ってるーってアーティストも入ってたり、期待以上に尺を伸ばしてたりと、力の入れ具合がマニアックで。

1. Testify Donald Lawrence & The Tri-City Singers ft. LeJuene Thompson
ゴスペルを下地にも通常のハウス、それも10分近くのボリューム豪快に。全体ではゴスペルの根は感じないけど、クワイアだったり力量にてぐいぐい惹き込まれ


2. Everyday Darwin Hobbs ft. Michael McDonald
Luther Vandross にも似た声質を持つダーヴィン、あれ、まだ一度も取り上げてなかったみたい…。マイケル・マクドナルドとの共演でヒットしたシングル、R&B調のミックスで興味深く、それも9分に及ぶ職人技
3. Optimistic Sounds of Blackness
Ann Nesby 率いるサウンズ・オブ・ブラックネス、1991年の巨億。これも7分に及ぶジリジリ、ゆったりした調子でリミックスの概念とちょい違いそうだけど、気持ちよい雰囲気
4. Spiritual Things Brent Jones & The T.P. Mobb ft. Miranda Ward
正にゴスペルをダンスにしたという感触、2000年の音には感じないけど、更に4分くらい。天使にラヴソングをみたいなポップダンス交えたアレンジ、若めのクワイア効果もあれ
5. When I Think About You Lamar Campbell & Spirit of Praise
不思議な聴こえ、声がアナログ的に飛ばされ、クワイアやダンス調とのバランスも気になる感じ。尺は短め、オリジナルかな
6. Fall Down Tramaine Hawkins
トラメイン・ホーキンス、以前1枚取り上げたけど、1983年にダンクラに挑戦していたとは。それも長尺8分、声が世俗にマッチしにくいけど、狂おしく歌っているようで味わい
7. Thank You BeBe Winans
注目だったビービーは、敢えてかオリジナルヴァージョンでの収録。MAWでのミックスが色々あるけど、こういったコンピでCD化も色々実現ながら。ノリ良い安定のブギー的なゴスペルダンス


8. That's Just Like Him Ricky Dillard & New G
1曲目にも近いかな、ハウスのための豪快って感じがする。派手さはない音なんだけど、ハスキーすぎる声、音にかき消されがちだけど、実に13分超のハイライトに
9. Once Londa Larmond
アルバムのためにアレンジされたR&B調、7分程。涼しさ、滑らかさ、気持ちよい全体、ゴスペルというよりも現行進化

9曲・67分のボリューム、あんまり無い趣向のアルバムだから、結構重宝されているのかも。Wow Gospel なんかのコンピとは一味違う、並びだったり音だったり、メンツ的にもバラエティ。ジャケは地味だけど、こういう企画盤はウェルカム。ここでしか聴けないよう曲も多いのかYouTube もあまり出てこなかったし。たまに引っ張り出して聴きたくなる1枚。

Gospel Remixes: 9 Favorite Gospel Hits
Various Artists
Chordant
2001-06-19