51bJJGM13eL__SL160_フィフス・ディメンション、Soul City Records 1年振り4作目はR&B2位・POP2位の大ヒット。これまでも堅実にヒットしていましたが、ポップを足掛かりに大きく羽ばたいたという感じでしょうか。自分は6週連続1位となった1曲目を最近知って、凄い興味を持ったグループ。彼らを少しだけ知ってはいたけど、映像含めその威力にハマってしまい今回全曲レビューしてみました。チーム編成をかなり経て、今尚活躍しているようですね。


1. Medley: Aquarius / Let the Sunshine In (The Flesh Failures)
1stシングル、R&B6位・POP1位(何とも6週も)。メドレー形式で共にパワー溢れる展開、女性コーラスがまるで合唱風なんだけど、サウンドは歌謡ソウル。男性ヴォーカルの汗臭さもタラマンし!


2. Blowing Away
4thシングル、POP21位を記録。ツンツンしたヴォーカル、黒さが無いけど、時代の移り変わりを実感。声の汲み方なんかも新しさを求めてて、艶や響きも斬新
3. Skinny Man
4thシングルB面。メロディ展開がまるでコーラスラインのようで、独特のポップフィールドを突き進むようでR&Bブレンドとして当時のソウル界脅威だったぽい、こりゃ、突如出てくる声、息抜く隙なし
4. Wedding Bell Blues
3rdシングル、R&B23位・POP1位を記録。ゆったり休日散歩、確かにこれは専ら黒さなし。清々しい女性シンガーの喉を泳がすランランラン


5. Don't Cha Hear Me Callin' to Ya
1stシングルB面。まるでフランスのポップスみたい、なんか自分の肌に合いにくいフワフワした曲
6. The Hideaway
軽快で巧みで、男性よりも女性ヴォーカルの威力・個性が半端ない。ブギブギ、ターゲットは完全たる売れ線
7. Workin' On a Groovy Thing
2ndシングル、R&B15位・POP20位を記録。滑らかに軽やかに、でも鉄を叩くような音は好きじゃない。ただ、全体的に余裕たっぷりの演奏・フィーリング


8. Let It Be Me
"My Way" のようなオールディーズ感、裏で奏でられる歌謡ショーのようなゴージャスコーラスがポップ。色々とかき立てられるエッセンスで男性リードは堂々たる歌の披露
9. Sunshine of Your Love
案外、うねうねとしてて声質の整いだけは微妙だけど洗練されたソウルって印象も持てる。ファンクに近づけばもっと好みだったかな
10. The Winds of Heaven
合唱団、ポップス参入って感じ。ちょっとスリリングではあるけど、なんか違うかなぁ、美しすぎるんだよね
11. Those Were the Days
歌謡ソウル、でもポップか。こういうどっちつかずに、ポップが勝ってる曲が多くて、自分は魂宙ぶらりんだったりも
12. Let the Sunshine In (Reprise)
この曲は単に熱くなれる、ジャンル分け関係なしに改めて聴けて嬉しい〆、1分半リプライズ

12曲・38分半、1曲目の凄さは相当だったなぁ。こんな楽しく、ポップなんだけどソウルにも怪力を与えるような曲があったとは。かなり衝撃を受けた一方、個人的にはポップス過ぎるとちょっと違うかなぁと。でも全体的にはブレの無い、、嗚呼、彼等だからこんな流れなんだなぁと納得感。R&Bよりもポップスチャートに於いてヒットしたのも承知でっす。

Age of Aquarius
Fifth Dimension
Sbme Special Mkts.
2008-02-01

Stoned Soul Picnic/The Age of Aquarius
The 5th Dimension
Collectors' Choice Music
2007-08-07


1. So Much In Love