ゴッド・ファーザー・オブ・ゴーゴーこと、チャック・ブラウン氏が亡くなったのは2012年のこと。それから約2年後、遺作となるオリジナルアルバムが発売されました。R&B20位・POP140位を記録。ディスクユニオンのサイトによると、そのまま引用なんだけど亡くなるギリギリまで制作をつづけ、クラウドファンディングにて資金調達をしたことでも知られる本作は全曲新曲で構成され、ゲストには豪華ミュージシャンを招き入れた渾身の1枚。いやー、痺れます。確かに目を張るアーティストが多く参加、全体仕上がりに期待!1. Intro (ft. Doug E Fresh)
まずイントロを用意しているところからもワクワク。ヒップホップ的に、擦れたヴォーカル刻みながら緩くもアタックがバシっと決まってタマラン
2. Beautiful Life (ft. Wale)
イントロの流れを継ぎ、緩くも、彼の味が面白く伝う曲。低域で声はおじいちゃんだけど攻めてるってば!女性コーラスのアッパーだったり、彼を面白い素材としてうまく運び上げてる!
3. Best in Me (ft. Faith Evans & Raheem Devaughn)
フェイス・エヴァンス&ラヒーム・ディヴォーン参加!出だしから絞り出すような往年のヴォーカルから
はじまり、後にフェイスのヴォーカルは燦然!派手さよりも、しっかり歌を繋げながら、そしてラヒームのヴォーカルもキレあって涼しげに。なかなかのパワフルミュージックな仕上がり
4. Lighters (ft. Ms. Yendy & Kanja)
今のR&Bにも確実に対峙できるような、シリアスな始まりから、ゲストヴォーカルとの相性も抜群。基軸は売れ線よりも、チャックの軸にあるお祭りみたいなのが渦まいてて、豪快に展開
5. Pop That Trunk (ft. Sugar Bear & Kk)
かなりアグレッシヴに、ヒップホップ・レゲエなんかも混ぜながら、彼の得意としそうなギターが多く活躍するというよりも、まだまだ若手と楽しい音を作るぜぃという概念取っ払い
6. Still Crankin' (ft. Kk)
前曲でも登場した女性ラッパーKk、渦巻く音の中を切り開いていく力を持ったシンガー。チャックはどこだい?ってくらいに、完全独壇場
7. Love Is My Religion (ft. Frank Sirius)
フランク・シリウス独断のオートチューンにも近いミディアムスロー、淡々と展開され、でも休息的な役割に
8. Oh Happy Day (ft. Y'anna Crawley & the Howard University Gospel Choir)
最大のハイライトはこれじゃないかな、お馴染みの名曲を緩いヴァージョンでチャックも歌う。ゴスペルぽさもあるし、お祭りさもあるし、アルバムを総仕上げしてくれている気がします。ゲストとのヤンナはYolanda Adams ばりの信頼感・実力ある喉!
9. You'll Never Find Another Love Like Mine
ラストはグルーヴィにR&B乗り、ファンク要素もあって音を実に堂々と展開。ゲストは無しに、チャックの魅力をぐいぐい押し上げる、Barry White ばりに低域でセクシー。音も流れるよう、ドライヴなんかにも気持ちよさそうなフレイヴァー
9曲・37分、彼の遺作がこんなにも華やかで、嬉しい仕上がりになっていたことに驚異。チャックが演奏に徹しているところもあるし、地味に展開しているところもあるけど、やっぱりテクニックだったり、彼にしか成せないヴォーカル術など、素晴らしいものを最後までしっかり届けてくれました。温故知新な魅力、あっというまのパッケージ。
