R-1338167-1388065865-1026_jpegアイノージェ、デビューアルバムですが、チャート圏外。日本ではそれなりに売れてた記憶があって、3曲目(インターナショナルにはもっと後ろの方に収録されてたようだけど)のカヴァーあって注目を浴びたような。自分もこの曲のアナログは買ってて、R&B・ハウスなど、結構色々なリミックスでお得感もあって当時気に入ってたんですが、アナログよ、どこへ行った…。アルバムは聴いたことなかったんですが、今回もアマゾンプライムです。ちなみに彼女、本名がJoni で、そのスペルを逆から読んで、こうなった・・というのはラジオ経由で覚えてたりします。

1 All I Want
結構しっぽりと小粒な曲、可愛らしい声で涼しげに。トラックも控えめに、なんだか気持ちが優しくなれるような、癒し成分
2 Movin' On
これまた控えめな感じ、当時のR&Bにおいて、アイドルなのか、相当に薄っすら進行される異色
3 Time After Time
2ndシングル、R&B30位・POP6位を記録。1983年Cyndi Lauper カヴァー。流れからすると良いんだよね、別途インターナショナル盤も気にしてみたいけど。そーっと歌うアイノージェの可愛らしい名曲、サビもぐんぐん入ってくる、リズミカルに


4 Fallin'
アコースティック混じりの控えめ、吐息のように入ってくるヴォーカル。もう、攻め方は固定だな。BGM張りに心地よく
5 Wait For You
流してる分には良いんだけど、なんかどれも同じに聞こえてきた(汗)。しっとりしつつ、でも的確に音は弾けてるんだけど、しっぽり
6 Precious Love
妖艶に、可愛らしく、まるでJanet Jackson 的なバラードに感じてきた。幼い声も結構前面に。ファルセットは流れ行く微睡み
7 I Found Love
地声はやっぱり幼い、というかヘタウマだと思う。サウンドはほんとスーッと流れていくようで、オヤスミ
8 Rather Be Alone
悲しい感じ、ここまで切なく進行しまくってると、案外気が遣られるかも。いやー、戦略かな、聴く人によってはここまでのスロウリーは歓迎?
9 What Can I Do
ヘタウマに、控えめなサウンドでミディアムR&B、つれない感じかな。音だけは良いんだけど。サビで声を重ねると何とか曲に成る
10 Phone Intro
電話ピッポッパ40秒、そしてメンと会話
11 Freaky
ちょっとサウンドアップか、でも基本路線は落ち着いてる模様。可愛らしいなぁ、でも、盛り上がらないなぁと
12 Need To Feel
ヘタウマすぎるジャネット的唱法。しっとりしすぎて、空気と化した感じで。いちお、出だしさえ超えればちょいバウンスも浮かない、ホワワーン
13 Can't Wait
ちょいドラムンベース的にも、小刻みに軽やかすぎるR&B、歯切れ良いヴォーカルは良い感じの発見
14 Ring My Bell
3rdシングル、1979年 Anita Ward カヴァー、Lil' Jon 作参加。これは悪くないかな。やっぱ曲の威力なんだろうか、だらっとした感じは否めないんだけど、的確に進行してくれているようで。サビの異色も面白く


15 Love You Down
1stシングル、POP25位を記録。1986年Ready for the World カヴァー、皮肉にもアルバムタイトル曲は無いんだけど、このカヴァーしたグループ名を冠したあたり遊んでるけど・・。インパクトは無いかな、ほとほと、いちお頑張ってるけど終始変わらない感じでエンド


15曲・57分程、シングル3曲がどれもカヴァーという強引さ。その一方オリジナル曲はすべてがおとなしい感じで、たまにはこういうのも良いんだけど、実力と裏腹に、ごまかしのような感じもして、なんかダラダラ終わってしまった印象。自分は当時"Time After Time" のアナログやCDSも堪能してたんだけど、これは曲の威力に絶妙に彼女がマッチしたんだな。こういう発見は嫌だなぁ(笑)。

レディー・フォー・ザ・ワールド
INOJ
ソニーレコード
1999-07-23