メイヴィス・ステイプルス、前作から4年振りとなるソロ8作目で、2作連続Prince によるプロデュース作品!ほんとメイヴィスは殿下に愛されたんだなぁと、それでいて両者ともに面白味を見つけるような感じで、聴いてる側もワクワク。アルバム・シングル共にチャート圏外のままなんだけど、国によってはしっかり定評を受けてるし、国内でもきちんとリリースされてるし、自分はメイヴィスの新たな魅力を聴けることが何よりでした。自分も20年近く前に買ってたと思います。1. The Voice
タイトル曲でスタート、うねうねした感じで、プリンスとメイヴィスの昇華凄み。メイヴィスは声が泥臭さく、殿下はさらっとしたファンク調掛け合わせ
2. House In Order
アップテンポに、激しいメイヴィスを堪能。ゴスペルやソウルを得意とする彼女だけど、ここまでアグレッシヴなサウンドに向き合ってるのも凄いなぁと、全体の盛り上がり感も泣けるほどに楽しい!
3. Blood Is Thicker Than Water
安らぎのバラード、吹き抜けるようなコーラスがヒーリング。テンポはスロウすぎもせず、ゴスペルフィーリングを活かした洗練さ
4. You Will Be Moved
抑揚あるサウンドの中、メイヴィスは力100%な感じで真っ向勝負。殿下サウンドは薄らぎ、インディーソウルな感じが強い
5. All Because Of You
クールダウンなスローバラード、儚さが残るなぁ。メイヴィスの感情をうまくコントロールした哀愁、たまらん
6. The Undertaker
ねっとりしたファンク、ミディアムスローにてじっくり歌われていく進行。アルバム中、どっぷり聴かせる7分半。体全体でこねくり回されてる感じ
7. Melody Cool
全体でパワーを放っていくような力強さ、メイヴィスの要素だけじゃなく、外野もかなり幅広く活躍。中間部の語り含め余裕たっぷり
8. Kain't Turn Back
ファンクに、オルガンもまとわりついて、骨太な仕上がり。打ち込み系あって、パワーを超開放しまくるメイヴィス、そこにデジタル的コーラスだの、異色たっぷり
9. I'll Be Right There
優しいモーション、気持ちよい涼しげなサウンド。一方で低域から高域まで、苦し気に歌うメイヴィスは味っ気たっぷり!
10. A Man Called Jesus
個人的に、殿下バリバリの高速ポップ!!甘くて、更には異色すぎる高速ラップのメイヴィス、あり得ない世界が実現してる。最初、殿下と思っちゃったくらい、メイヴィスの躍起たるや。ゴスペル畑から、まさかこんな挑戦は驚異!!
11. Why
アダコン度訴求のスローバラード、殿下が作ったと思うと美世界の細部まで耳を立てちゃうし、いぶし銀のような魅力たっぷりすぎ
12. Positivity
ラストはクールダウン気味だけど、独特のループを残して、歌唱法も淡々としてたり、涼しげに重ねまくったり、殿下のアレンジが効きまくってる
12曲・54分弱、メイヴィスの新たな魅力に、またも気づかされる1枚。前作は前作でよかったけど、声を活かしながら、相当にカラフルに挑みまくってる作品。メイヴィスらしい曲も含まれてて、そこは殿下が一メイヴィスファンとして向き合ってる気がして嬉しくなりました。未だ76歳にて精力的に活動するメイヴィス、長すぎるキャリアゆえに、殿下作2枚とは、流石だよなぁ。
<過去レビュー>
1975年 Let's Do It Again (OST)The Staple Singers
1984年 Turning PointThe Staple Singers
1989年 Time Waits for No One
1996年 Spirituals & Gospel - Dedicated To Mahalia Jackson with Lucky Peterson
2007年 We'll Never Turn Back
2008年 Live : Hope At The Hide Out
2010年 You Are Not Alone
2013年 One True Vine
