ファンカデリック、1年3ヶ月振りの6作目でR&B21位・POP112位を記録。彼らならではのWジャケット採用で、魅せる楽しみ、音楽に視覚を与える仕掛けは斬新。今回もファンク、マニアックを喜ばせるような仕掛け。70年代後半になると、メジャー的にも中毒なヒットを起こすけど、ここではまだまだやりたい放題に期待。アマゾンプライムでは、彼らの多くのアルバムが無料で聴ける状態、その中から特にディスコグラフィーやアートワークに気になった本作をピックアップ。
1. Nappy Dugout
歌詞よりも、肩の荷を落として淡々と展開されるディープファンク。これは、当時ならではの斬新の詰りかな
2. You Can't Miss What You Can't Measure
掛け合い術、低域とアグレッシヴな中高域を交互に。楽し気に、そしてコーラスのワクワク感は白人ファンをも取り込みそうなフィールドアップ
3. March to the Witch's Castle
細々とした暗い感じは否めず、緩急でいうだいぶテンションダウンな世界観にはハマりそう。6分この展開は聴いてる方も変態
4. Let's Make It Last
ちょいボルテージを上げて、涼しげなヴォーカルにてライトに。このふんわり感は、これまでに無く、ファンカデリック臭さは薄め。エッジを聴いてると、やっぱ難癖あるけど
5. Cosmic Slop
タイトル曲且つ唯一のシングル、POP102位を記録。不安定なファルセット調のヴォーカルで、外野も淡々と。音の放ち方とか、なんか小刻み、音や声の入れ方も突如っていう印象
6. No Compute
非常に軽快な一方、ロック調を際立たせたり、The Doors のようなシンセも時に輝かせたり、基軸は語り、音を自由に泳ぎ過ぎ
7. This Broken Heart
声の響かせ方が別嬪、なんか感情が無いのか、もう真っすぐ突き抜けて骨抜き。でも、それで終わらず、ほんのりと次に向かう勇気なんかも滲んでいるようで、哀愁
8. Trash A-Go-Go
じりじりと展開、ギターサウンドにて熱く、厳しく、そこに低域の語るようで無機質な男性ヴォーカル。何ともどこまでも最先端な仕掛け
9. Can't Stand The Starin
癒しのクールダウンなのか、UK色も感じられるけど、アメリカでは黒さなのか白さなのか、それさえ分からないようなホンワカさ
9曲・35分半、2005年にリイシューされた盤からはシングル曲のエディットが1曲収録されてますが、それはデジタル経由の自分にはどうでも良くなっていたのでレビュースルーしました。それよりも、どこまでも音楽の概念がぶっ飛んでて、更に音も声も表現が多種すぎて、シーンを選ばない音楽って印象です。ま、健やかな場には合わないと思いますが。
<過去レビュー>
1970年 Free Your Mind and Ass Will Follow
1974年 Standing on The Verge of Getting It On
1989年 By Way of the Drum
1. Nappy Dugout
歌詞よりも、肩の荷を落として淡々と展開されるディープファンク。これは、当時ならではの斬新の詰りかな
2. You Can't Miss What You Can't Measure
掛け合い術、低域とアグレッシヴな中高域を交互に。楽し気に、そしてコーラスのワクワク感は白人ファンをも取り込みそうなフィールドアップ
3. March to the Witch's Castle
細々とした暗い感じは否めず、緩急でいうだいぶテンションダウンな世界観にはハマりそう。6分この展開は聴いてる方も変態
4. Let's Make It Last
ちょいボルテージを上げて、涼しげなヴォーカルにてライトに。このふんわり感は、これまでに無く、ファンカデリック臭さは薄め。エッジを聴いてると、やっぱ難癖あるけど
5. Cosmic Slop
タイトル曲且つ唯一のシングル、POP102位を記録。不安定なファルセット調のヴォーカルで、外野も淡々と。音の放ち方とか、なんか小刻み、音や声の入れ方も突如っていう印象
6. No Compute
非常に軽快な一方、ロック調を際立たせたり、The Doors のようなシンセも時に輝かせたり、基軸は語り、音を自由に泳ぎ過ぎ
7. This Broken Heart
声の響かせ方が別嬪、なんか感情が無いのか、もう真っすぐ突き抜けて骨抜き。でも、それで終わらず、ほんのりと次に向かう勇気なんかも滲んでいるようで、哀愁
8. Trash A-Go-Go
じりじりと展開、ギターサウンドにて熱く、厳しく、そこに低域の語るようで無機質な男性ヴォーカル。何ともどこまでも最先端な仕掛け
9. Can't Stand The Starin
癒しのクールダウンなのか、UK色も感じられるけど、アメリカでは黒さなのか白さなのか、それさえ分からないようなホンワカさ
9曲・35分半、2005年にリイシューされた盤からはシングル曲のエディットが1曲収録されてますが、それはデジタル経由の自分にはどうでも良くなっていたのでレビュースルーしました。それよりも、どこまでも音楽の概念がぶっ飛んでて、更に音も声も表現が多種すぎて、シーンを選ばない音楽って印象です。ま、健やかな場には合わないと思いますが。
<過去レビュー>
1970年 Free Your Mind and Ass Will Follow
1974年 Standing on The Verge of Getting It On
1989年 By Way of the Drum