51A5LCKvraL__SL160_ジョージ・ベンソン、キャリア最大のヒット(3プラチナム)となったJazz・R&B・POPをチャート1位制覇!自分は5 Original Album Series で大分前に購入してましたが、名盤としてデラックスエディションなども出ているようで。これまで、彼のアルバム1枚もレビューしていなかったようで…。自分は1981年Aretha Franklin との共演"Love All The Hurt Away" で知って、ベストなどは堪能してましたが、ジメジメ梅雨の暑苦しい時期となって、涼しく少しでも過ごしたいなぁと想い、携帯で最近聴いていたアルバムです。

1. Breezin'
タイトル曲・2ndシングル、R&B55位・POP63位を記録。Bobby Womack 作。涼しげなフルートに、カッティングギター。ベンソン流儀のインスト、フュージョン。優しく吹き抜ける感じで、終始リラックスモード


2. This Masquerade
1stシングル、R&B3位・POP10位を記録。Leon Russell 作の名バラード、ベンソンが憂うヴォーカルを披露。ファルセットも上質に流れ行く、ギターとの重なり、ピアノの折り重なり、8分に亘る長尺。後半、硬派なヴォーカルだったり表情も豊かに


3. Six To Four
Phil Upchurch 作。前2曲の印象からは変化、テンポアップにてディスコも少し意識してるような攻め。軽快に、ベンソンの節は炸裂。小刻みなテクニック、歌っているような弦に酔える
4. Affirmation
Jose Feliciano 作、徐々に世界が開けていく1970年代後半ならではの音使いで、可愛らしく、そして意思をもって突き進む。ギターと並んで、オルガンの活躍が気持ちよく
5. So This Is Love
ベンソン作、情熱というよりは、真っすぐ貫くといった感じで、隙の無いくらいに自由にプレイに徹し。洗練と、涼しく、そしてテクニックは流石で
6. Lady
Ronnie Foster 作、ラストはサンセットがフィットしそうなクールダウン、でも緩みよりも、心の満足を与えてくれるようで、勇があるんだよなぁ

6曲・39分、曲としても粒ぞろい!僅か6曲ではあるけど、1曲1曲の選び方が秀逸で、うまく料理してるなぁというのが感想かな。もう40年も前の作品と思えない程に、今尚間近に迫ってくるようだし、このシーン・空間というのは色あせないんだなぁと感激そのもの。出だしから最後まで、うまく作られたアルバムだなぁと思います。

ブリージン(紙ジャケット/SHM-CD)
ジョージ・ベンソン(g、vo)
ワーナーミュージック・ジャパン
2012-06-13

ブリージン(デラックス・エディション)
ジョージ・ベンソン
ワーナーミュージック・ジャパン
2001-02-21

ブリージン(SHM-CD)
ジョージ・ベンソン
ワーナーミュージック・ジャパン
2009-06-24

「ブリージン」「ギヴ・ミー・ザ・ナイト」
ジョージ・ベンソン
ダブリューイーエー・ジャパン
1998-11-26

ファイヴ・オリジナル・アルバムズ
ジョージ・ベンソン
ワーナーミュージック・ジャパン
2010-08-04

Breezin'
George Benson
Warner Bros / Wea
1994-08-22

ブリージン
ジョージ・ベンソン
Warner Music Japan =music=
2008-03-19