516JUIaPdHL__SL80_タワー・オブ・パワー、1年振り3rdで最大のヒットとなったアルバム、R&B11位・POP15位を記録。チャート的にも彼らの最高位、ヒットシングルも3曲収録。白人バンドにて、ファンクに殴り込み、名盤!最近は彼らのベストを何気なく聴いてたりしたんですが、アマゾンプライムでも会員なら聴くことができるようになってて、有り難い限り。ジャケはなんかお馴染みな印象。名曲も多いようで、楽しみ。

1. What Is Hip?
3rdシングル、R&B39位・POP91位を記録。ヴォーカルはしなやかに、、王道ファンクサウンドなんだけど、音も声もどこかトーンを落とした感じなのが、一定のファンに受けたんじゃないかな。ゴリゴリし過ぎず、丁寧なファンク


2. Clever Girl
美的歌謡ファンク、ソウル。メロウに、そして一心に歌い上げる感じで気持ちよく、清純に。ホーン、ピアノ、それぞれが流れを意識して美しく奏でているような印象
3. This Time It's Real
2ndシングル、R&B27位・POP65位を記録。軽快なポップファンク、皆で歌い上げていく感じで、気持ちよいサウンドが連なる!声ものどかに、午後ハイキングブギ


4. Will I Ever Find a Love?
邦題、恋ができるだろうか? 。朴訥としたヴォーカル、ちっぽけな感じが逆に幸せさを運んでくれるよう。個人的には、なんか物足りなさもあるけど
5. Get Yo' Feet Back on the Ground
邦題、再起しろよ。王道ファンクな感じでご機嫌、ロックアプローチも強い感じで。白人ロックと黒人ファンクの架け橋的な?
6. So Very Hard to Go
1stシングル、R&B11位・POP17位を記録。邦題、つらい別れ。歌謡ソウル、悲しみ溢れたヴォーカル、それを蹴飛ばしてくれるように応援する演奏、コーラスはホロ苦ファルセット


7. Soul Vaccination
演奏でどこまでも惹きつけるローリングファンク!特にホーンが盛り上がり、歌もうねうね跳ねててグルーヴィ
8. Both Sorry over Nothin'
高らかなヴォーカルも、なんだか憂鬱に流れいくような。演奏がどこか湿っぽいファンク、勢いはあるんだけど、トラックダウンのせいかな
9. Clean Slate
緩やかに、声の高域が響く。ゆったりもっさり、軽めのファンク。全体ではリードヴォーカルの癖みたいのが引っ掛かったかも
10. Just Another Day
ラストは、ミディアムスローでお後良く。控えめにも、ホーンは決まって揃って入り、その他の音が何だかメロウで気持ちよく

10曲・40分程、全体的には自分の求める黒さとは違うんだけど、異なるベクトルから用意されたファンクの面白さってのは詰まってるなぁと。定番の展開みたいなものはあれど、緩急つけてアルバムを表現しているあたり、人種問わず評価されているんじゃないかなぁと。歌謡と美世界、でも飛ばしまくったり、結構な引き出し持ってる印象です。

<過去レビュー>
1970年 East Bay Grease

タワー・オブ・パワー
タワー・オブ・パワー
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-05-13

Tower of Power
Tower Of Power
Warner Bros / Wea
1999-02-26

Tower of Power Original Album Series
Tower of Power
Warner Bros UK
2013-02-19