41R0wfB-CVL__SL160_カーラ・トーマス、Atlantic からのデビュー作から4年振り2作目となるアルバムは名門 Staxに移籍しての初作品でR&B11位・POP134位を記録。彼女は本作前後に父Rufus Thomas との共演だったり、この数年後に名将Otis Redding と共演アルバムを制作するなど、60年代中盤のソウルを支えた重要な女性シンガー。自分は本作においては、ほんとソウルを聴き始めて間もない10代後半の頃にレコードで手に入れてたんですよね。長らくCDでの入手は後手だったので最近聴いてなかったんですが、このジャケ、そして音楽、ソウル、凄く自分には今でも懐かしい思い出のLPだったりします。

1. Comfort Me
3rdシングル 且つタイトル曲。潮枯れたようでも、若きヴォーカルにはドスコイ重たさが響く。説得性、そして軽快なコーラスも気にせずズンドコ進行。場を寄せ付けない静かな迫力


2. I've Got No Time To Lose
1stシングル、POP67位を記録。渋い演奏、伸びやかにも漬物のようなヴォーカル、やっぱ塩辛さがあるんだよね。コーラスもなんだか楽しそう、キンキンするリードは味っ気


3. Yes I'm Ready
曲によって歌い方がだいぶ違うなぁと。。なんか純朴な演奏に、まるで語るように少女のような歌唱。でも、しっかり骨・肉あって響きは素敵で
4. Lovers Concerto
この曲めっちゃ有名じゃないすか、口ずさめます(Sarah Vaughan がオリジナルのようですね)。日本語詞にもなってるんじゃないかな。歌謡ソウル、そしてメロディは決まって同じループなんだけど、もう嬉しくなっちゃうほどに揺らぎ


5. I'm For You
渋いスロウで、やるせないというか、落日感ある全体なんだけど、2曲目のように放つヴォーカルだったり、曲のイメージでキラキラ度も
6. What The World Needs Now
Dionne Warwick カヴァー、ソウル先輩に続けとのと如く、でも明るみがかえって曲のイメージを低くしてしまっている気が。当時のアイドル感が出てる、ジャケからしても、そういう売りだったのかもしれないなぁ
7. Let It Be Me
この曲も有名だなぁ、、しっぽりしているけど、声質的にキーンと響いて、ポップフィールドでの味わいが強く。スロウだけど、曲に成り切れてないかも
8. A Woman's Love
2ndシングル、POP71位を記録。演奏の絶妙なエッジが良い!ギターだったりピアノだったり、ちょいの躍動。ヴォーカルもそれに乗って結構良い味してるし


9. Will You Love Me Tomorrow
Gerry Goffin & Carole King The Shirelles カヴァー。淡々としてるけど、曲の良さ・アレンジの明るさ、これが一体となって良いリメイクに
10. Forever
だいぶ歌い方が大人っぽく、高音部の揺れだったり抑揚だったり。高域あれど、演奏もちょっと落ち着いた感じになってソウルの期待
11. Move On Drifter
ミディアムに荒っぽい歌い方、案外後半に旨みも詰まってる。ハスキーさ、そしてコーラスが覆いかぶさってきて、それでうまくグルーヴ生み出そうとしている感じが良いなぁ。波止場・カントリー、両方ありそうなサウンド
12. Another Night Without My Man
ホーンが棚引き、そしてラストをしっとり聴かせるバラードとして心地よく。ヴォーカルもキーンとし過ぎず、コーラスを上手く使って落ち着き

12曲・34分半、前半飛ばした歌唱もあれど、後半じわじわ染みる感じで彼女の短いレコーディング期間での声の成長が素晴らしいなぁと。逆にアイドル気質な歌もあるけど、ソウルに開花されていく途中の音を聴けるのは面白味。サウンドも、うまく彼女に合わせようとした感じで、スタックスの気合みたいのを感じます。

<過去レビュー>
1966年 Carla

コンフォート・ミー
カーラ・トーマス
ワーナーミュージック・ジャパン
2006-12-20

Comfort Me
Carla Thomas
Jdc Records
1991-10-29

コンフォート・ミー
カーラ・トーマス
ワーナーミュージック・ジャパン
2012-10-03