
1. Anything
2ndシングルR&B22位・POP15位を記録。アカペラ・イントロでスタート、当時を切り裂くには地味なバラードだけど朴訥とした感じ、若さが出てなくて可愛らしいというか。マイケルの声質にどこか近いものもあるリード、コーラスの粒もニンマリ。年間43位、息の長いヒット!リミックスも多種量産されてました
2. 24/7
3rdシングル。ヨーロッパ・オセアニアでのみカット、ちょっとテンポ上がるけど、控えめに歌い紡がれていくポップ・ミディアムスロー。コーラスでの声の丁寧な広がりは嬉しくなるよなぁ、マイコーぽさがある
3. Why (ft. Michael Jackson)
4thシングル、R&B71位・POP112位を記録。マイケルも参加してるし、CDSジャケにも登場してるくらいだし、ほんと家族・親族を大事にするなぁ、ヒイキもあるけど。コーラスはBabyface ぽい感じでシンナリ(と思ったらプロデューサーが童顔氏 まんまでした、魂乗り移ったかのようなマイコー再評価!)、そのインパクトを引き連れつつ自然とリードに交代してメロウさ爆発
4. Gotta Be You (ft. Herbie Crichlow)
6thシングル。ヨーロッパのみ発売。Backstreet Boys あたりに感化されてそうなプチダンス寄り、でも声に重たさはなく軽め・。トリオってのもあって声は全体では覇気薄め
5. With You
むねむね進行するというか、なんか地味にまったり。ギターのポイントあれど、迫力は薄いかな。とにかく、しっとり、だらーり
6. Sexual Attention
Damon Thomas, Robin Thicke 作参加、これも、どこかしっぽりしているのが残念。声のポツリした感じの表現はまさしく、でも物足りなさ
7. Memories
どこまでもバックグラウンドミュージック風。フルートだったり、まったりの弦だったり、なんか、期待と違うままにアルバム後半―
8. I Need You
5thシングル。Eric Carmen 作参加。3曲目に続き、コーラスのみMichael Jackson 参加。曲は良さげ、凄く素敵なR&Bバラード。でもそれに勝つべくリードが弱い。遺伝子は受け継ぎつつも、僅か。案外最後まで聴くと癖になる所以
9. Give Me All Your Lovin'
ようやく音はアップ、明るさも。でもヴォーカルに抑揚がない、張りがない。なので、どこまでも、眠いままに過ぎ去ってしまう
10. Tease Me
1stシングル、R&B90位・POP103位を記録。雨音、キラキラした情景サウンド、音あって、彼らの模る歌にも世界観増し。一方で、これがデビュー曲というのも信じられないくらいに地味
11. Words Without Meaning
追い打ちのスロー、マイケル流、しっとり奏でるバラードというか。リードが変わって、さらに不安定なヴォーカル。低域だから余計に歌の度量が分かってしまう
12. Brotherhood (ft. Prince Markie Dee)
ラストはタイトル曲、音はループしててクールな部分あれど、最後まで緊張感無い感じで進行、ぴりっとしないなぁ
12曲・55分半、マイケル関連ということでとっておきのアルバムでしたが、こんな空振りだったっけなぁ。時代なのか、それにしても声に覇気がない。これは縁故じゃないとリリースは厳しかっただろうなぁ。色々手だて加えてこれだから、若過ぎたのかもしれない。本作から10年近く経って、マイケルの力を借りずに2nd、なんか不運に音楽界に突っ込まれてしまった印象。