51QxPtTwCcL__SL160_220px-Isaachayes-inthebeginningアイザック・ヘイズ、デビュー作はチャート圏外。1965年にはSir Issac & the Do-Dads としてのシングルを1枚リリースしてますが、ようやくのソロ作として大手と契約。メンフィスStax で録音されてますが、リリースは本作のみAtlanticより。当時26歳、既にプロデューサーやライターや演奏家としての活躍はありましたが、本作を実に3日間で完成。1972年のリイシューではジャケが変更になってますが、、ボートラを収録してのリイシュー盤でもハットを持つオリジナル盤の採用。

1. Precious, Precious
1stシングル、チャート圏外。やるせない感じの曲、聴いて驚きの窮屈感、そしてダラダラした感じ、異色。ジャズをベースにスキャットなんかな、と思いきや、だいぶモッサリの3分


2. When I Fall In Love
1952年Jeri Southern オリジナル、てっきりCeline Dion & Clive Griffin のディズニー映画主題歌書き下ろしと思ってた。かなり色々とカヴァーされてきているようで。相当重みのあるような低域で、繊細にシリアスにスロウに歌う、独特なジャズスタイル
3. Medley: I Just Want To Make Love To You / Rock Me Baby
前者は1954年Muddy Waters カヴァー、後者は1964年B.B. King カヴァー。揺らめくように、水の中を自由に踊るように、崩しながらも、まるでRay Charles のようにフィーリングで進行する感じで独壇場の9分
4. Medley: Going To Chicago Blues / Misty
前者が1stシングルB面、後者は1959年Johnny Mathis カヴァー。実に10分近くも、序盤はピアノ演奏に酔わせてくれる!そして、空気のように、じんわり広がる大人の空間
5. You Don't Know Like I Know
ラストは、David Porter との共作で8分超。ほんのり楽し気な演奏が中心。ソウルというよりも、完全にマニアックにも彼の音楽人生でそれまで辿ってきた総決算って感じかな

<Bonus>
6. Precious, Precious (Long Version)
スーパー問題作!1曲目の驚異もあったけど、それを実に17分近く上回る緩さでどこまでも。当時にしてはやりすぎセッションなんじゃないかな。もう自由度高すぎて、音楽に合わせてとにかく気持ちをどこまでも乗せてくるし


5曲・33分半、ボートラ1曲のみ追加ですが これによって約53分に!!彼の音楽性が爆発し過ぎてはないものの斬新は詰まりまくり!カヴァーが多いものの、彼の見事に自身の新たな音楽に惹き込む感じはレア。ジャケの紳士な印象とは一転、もうどこまでも畳みかけるような音楽性は、今後への期待に十分高まり。

<過去レビュー>
1975年 Chocolate Chip
1976年 Juicy Fruit (Disco Ferak)
1977年 A Man And A Woman with Dionne Warwick
1979年 Royal Rappin' with Millie Jackson
2003年 At Wattstax

Presenting Isaac Hayes
Isaac Hayes
Stax
1995-06-15