61joO+R0uDLオーティス・レディング、亡くなる9ヶ月前にリリースされた、Stax でのレーベルメイトだったカーラ・トーマスとデュエットした企画アルバム、R&B5位・POP36位を記録。こういうリリースを受け入れたオーティス、寛容なイメージが勝手に無かったので、意外でしたが。奇しく、生前最後のオリジナルアルバムになってしまったんですが、本作がオーティスにとって初のPOP40入り(でもR&Bでは1位を取れなくなってきたのは、メジャーシンガーの台頭ゆえにって感じだったんでしょうか)。ソウルを牽引したオーティスの死後翌年リリースされたThe Dock of the Bay がキャリア最高位を更新するのですが、個人的にはオーティスの充実振りが感じられる作品と思って止みません。

1. Knock On Wood
2ndシングル、R&B8位・POP30位を記録。Eddie Floyd カヴァー、オーティス節炸裂にて開始。カーラも途中から絡みながらデュエット。超カッコイイ進行なんだよね、音も声の融合もなかなか無いグルーヴに、かっ飛ばしてる


2. Let Me Be Good To You
2ndシングルB面。Isaac Hayes, David Porter 作、ゆったりしてて、味わい深い。声の残る感じ、寂しそうな演奏にオーティス、それを支えるカーラ、ストーリー性
3. Tramp
1stシングル、R&B2位・POP26位を記録。同年Lowell Fulson カヴァー。オーティス独断というよりも、カーラに押されているっぽいのも面白いんだよね、敢えてデュエットになることで両者の感情なども面白く変化しての歌入れ


4. Tell It Like It Is
1stシングルB面。前年Aaron Neville カヴァー、スロウで曲の良さも再発見なんだけど、気持ちよく滑らかに声を粒にして聴かせるようで、デリケート
5. When Something Is Wrong With My Baby
Isaac Hayes, David Porter 作で、同年Sam & Dave カヴァー。継続してスロウ、泣きっ面に男気、カーラはまるで妻のよう、時代を開拓する妻のように、どんどん存在感増し
6. Lovey Dovey
1954年The Clovers カヴァー、淡々とドラムも、スロウが続いてたから、だいぶ楽しい感じかな。互いに譲らずも、ご機嫌に程よくハイパー
7. New Year's Resolution
B面スタート、ちょっと苦しそうに奏でるハーモニー、これが独自のソウルフィーリングの惹きだしかな。哀愁もあるし、音も人間味に近いし、掛け合う曲に彼らの本質を感じる
8. It Takes Two
それまでには無いようなハッピータイプ、Marvin Gaye & Kim Weston カヴァー、まるで企画デュエットに感じてくる選曲。でも、なんか幅を広げてくれるポップさにワクワク
9. Are You Lonely For Me Baby
オーティスのドス、これに圧倒された感じに、初期のカーラならではの浮ついた感じのヴォーカルになってて、なんか微笑ましい
10. Bring It On Home To Me
Sam Cooke カヴァー、力強いオーティスに、ボルテージ下げて可愛さも目立つカーラ。なんか、おれが主な気もするなぁ、前曲でも感じたけど
11. Ooh Carla, Ooh Otis
オーティス作参加で、なんともタイトルはカーラとオーティスの共演を祝福するような軽快なナンバー。企画盤にも近い〆としては凄く収まり良し

11曲・33分弱、グループやデュエットでの選曲が少ない分、共演としてのヴォーカルアレンジトが面白い事。あと、両者主張が強めだけど、多くは削げて聴きやすさ重視になっている印象です。そいえば、ジャケのトランプって、単なるキングとクイーンじゃなくて、オーティス似・カーラ似なんですね、後になってツボってしまった。。

<過去レビュー>
Otis Redding
1964年 Pain In My Heart
1965年 Otis Blue - Otis Redding Sings Soul
1968年 The Immortal Otis Redding
1992年 Remember Me
2001年 Best of Aretha & Otis
2012年 Respect Otis Redding & Aretha Franklin

Carla Thomas
1965年 Comfort Me
1966年 Carla

キング&クィーン
オーティス・レディング&カーラ・トーマス
ワーナーミュージック・ジャパン
2012-11-07

King & Queen
Otis Redding & Carla Tho
Imports
2014-04-22