51dgHMvFBhLFred Hammond Family Ent. in association with Bronx Bridge Entertainment presents イサイア・D トーマス&エレメンツ・オブ・プレイズ、完全に表ジャケからはフレッド・ハモンドの臭いがして、更に裏ジャケからはファミリーでの豪快な音を感じられる気がして、中古にて久々に。最近ゴスペルのCDとか買ってなかったなぁと思い、メインのシンガーたるや分かってませんでしたが、完全に総合的に買う流れに。アメリカアマゾンでさえレビューがないままに、本作品の翌年にもリリースされたりしているので、それなりにプッシュされた作品と推察。

1. I Dare You
実況ライヴ盤!タイトル曲、Kirk Franklin のように引導しつつ、ふくよかで温かさのある圧のあるクワイアには圧倒されるし、キレもホーンやドラムやギターなどの躍動ある演奏も素晴らしい教会体験にクオリティ増し


2. Oh That Man
入りから、相当なパワフルさ。エレキギターも多用して、相当にビッグな音。自分はそこまで期待してなかったので音と声の渦に感動しまくり。リードの男性は線は若干細いものの聴かせる!そしてクワイアの実力たる、このバランス感は素晴らしく
3. Ain't No Harm
リズム、乗り最高に!確かに、フォーって雄たけび上げたくなる。クワイアの力もそうなんだけど、何よりイサイア・トーマスの豪快な荒げる魂は轟く、それでいて疾走でも負けず


4. Ain't No Harm (Reprise)
おどけつつも力があるから、聴き応え止まらない1分弱
5. Savior Divine
場は一転、静かな緊迫感のあるサウンド、しっとり聴かせるクワイアに、心の栄養をもらえる感じ。ここでリードを引っ張る女性の真に迫る真っすぐは美しく。後半、獅子のように荒ぶるヴォーカルの変化は聴きどころ、人間の魂の揺さぶりたる、恐ろしきって程
6. Jesus Is
また一風趣向を変えて王道優しいピアノバラード風、歌が上手すぎる女性リード、感情のコントロールも絶妙に凄み。包容感も、更にクワイアがしっかり攻めたて、イサイアと思われるヴォーカルも素晴らしい根性
7. Jesus Is (Reprise)
フェードインにて再び2分、神への感謝を語りながら、場内を盛り上げていく、正にリプライズ、単なるアンコールではない、意味ある再びの場の提供
8. I Believe U \ God
Yolanda Adams くらいにリード張る女性ヴォーカル、伸びやかに天に舞うような域に感動。清々しく、2番からは男性クワイアにて場を徐々に温めるというか、ヒロインとヒーローの奏でというか。パワーもスピリチュアルも、終盤のヨランダ似の絶頂ヴォーカル高音は失神級、感動の渦
9. All To God
意表に、出だしはラップを入れながらも、おどけがある軽快なポップサウンド風にも、演奏もクワイアも力を増してゴスペルの完成度への仕上がり、ほんと力溢れてる
10. He Can Do More
男性陣による渋い多重奏というか、カントリーっぽい親父のクオリティの発揮。だいぶ他の曲と印象は変わるけど、ゴスペルを異なる角度から聴かせる実験
11. Touch and Agree
最後はスムースに、気持ちよいフィーリング・ヒーリングを与えてくれるスロウ、もちろん迫力はあっても抑えて、イサイアがうまく鎮めてくれているようで、心が洗われるよう


<Bonus>
12. Only Way
なるほど、唯一スタジオ録音。ゴスペルだけど、DJヒップホップやオートチューンまで意識されてて、でもヴォーカルはゴスペル過ぎず、現行ソウル親父って感じもして、ふわっとしたファルセットコーラスとのバランスが面白すぎる

11曲・52分、最後の曲をボートラ収録として計56分。個人的に、こういう出会いをなかなか忘れてた感じで、久々に買って速攻に驚きと感動を与えられた最高な作品でした。こういうのが全くレビューなく埋もれるのは悲しいけど、地元では手売りだけで愛されてたりするのかもね。ただ、これはクロスオーヴァーにアピールしていくべきグループ、作品だと思いました。

<過去レビュー>
2001年 Christmas... Just Remember Fred Hammond

I Dare You
Isaiah D. Thomas & Elements of Praise
Bronx Bridge Ent.
2011-11-15