51zyUtcQTjLカーティス・メイフィールド、前作Something to Believe In から3ヶ月というスパンでリリースされるは、リンダ・クリフォードとのデュエット作で、R&B53位・POP180位を記録。これまで、Aretha Franklin, Gladys Knight, The Staple Singers などを手掛けてきてはいたものの、本格的に女性を企画的にまでタッグを汲むのは初!自分は本作品を取り上げた理由は…

"PPAP"です、はい。ピコ太郎が全米POP77位を記録してて、その前に日本人がチャートインしたのが26年前。松田聖子&Donnie Wahlberg とのデュエット"The Right Combination"、正に今回取り上げるアルバムのタイトルトラック。っていう流れです(実は、後ほど誤報と分かるのですが)。ピコ太郎から、カーティス・メイフィールドともなると、ちょっと雑ですが、ま、こんな感じです。

1. Rock You To Your Socks
出だしから80年代ファンク、うねうねしてるけど優しい声のカーティス。そして覇気あるリンダ。カーティスもだんだんと躍起。シンセもいい感じで時代を意識、かなり乗ってる


2. Right Combination
しかーし、訂正です。wiki からリンクされてたので、てっきり同曲と思ったら、違いました。スミマセン。カーティスのはゆったりした柔らかいバラード。松田聖子さんは、しっとりバラードでした


3. I'm So Proud
The Impressions 時代のバラード、素敵に寄り添い。60年代過ぎず、アダコン的に滑らかにデュエット
4. Ain't No Love Lost
カーティス流儀なシカゴソウルがムンムン、これが80年代も健在で、更にはリンダにも受け継がれてる凄み、面白味
5. It's Lovin' Time (Your Baby's Home)
アルバム後半、お互いの掛け合いだったり、演奏似任せながらグルーヴで歌うっていうのかな、意気があってこそのファンク。本作最長の6分半
6. Love's Sweet Sensation
じっくり歌われるソウルバラード、だんだん声がお互いに染まるというか同化する感じで、今までのソロ作には無い魅力の並び
7. Between You Baby And Me
そして最後は熱烈にラヴバラード、カーティスの甘さは案外女性を前にすると温和に。女性が腰ある声なんで、ソウルな感じにカムバック

7曲・32分半、実は新装盤では当時のリンダやカーティスが単体で歌うヴァージョンを揃えた11曲・44分半が追加され77分というボリュームに。今回は割愛シマース。にしても、前半はうねっとファンクソウル、後半はバラードの極みとて、彼らの昇華は大成功。物足りない尺ながら、かなり1曲1曲に思い感じます。あとは、ボートラも流れで浸ってみます。。

<過去レビュー>
1968年 We're Winner The Impressions
1971年 Roots
1971年 Curtis/Live!
1973年 Back To The World
1973年 Preacher Man The Impressions (without Curtis Mayfield)
1973年 Curtis In Chicago
1974年 Got To Find A Way
1974年 Sweet Exorcist
1975年 There's No Place Like America Today
1977年 Never Say You Can't Survive
1978年 Do It All Night
1979年 Heartbeat
1988年 Live at Ronnie Scott's (CD)
1988年 Live at Ronnie Scott's (DVD)
1990年 Take It To The Streets
1990年 Superfly 1990 (ft. Ice-T)
1994年 Live In New York City 1971
1996年 New World Order

Right Combination / Can't Let
Curtis Mayfield & Linda Clifford
Sequel Records UK
2000-09-26

The Right Combination
Curtis Mayfield
Charly
1994-11-03

カーティス・メイフィールドwithリンダ
ジムコジャパン
1994-12-01


1999年 Move On Up : The Singles Anthology 1970-90
2000年 SHOUT! presents Non Stop Mixed by Dev Large (Tribute To Curtis Mayfield)
2008年 Movin' On Up : The Music and Message of & The Impressions