61jaAEZa52L__SS500本日、クリスマス・イヴ。渋いクリスマスアルバムを取り上げてみたいと思います。1960年を主に活躍のエタ・ジョーンズが1990年にリリースしたクリスマスアルバム。彼女は2001年に72歳の若さで亡くなっていますが、2008年にGrammy Hall of Fame で受賞した1960年のアルバムDon't Go to Strangers でも有名です。一線から退いた後も音楽活動は継続し、本作のようなクリスマスアルバムを残していたことに、嬉しい歴史を感じます。

1. It's Christmas Time
Etta James のような灰汁と渋み。明るきクリスマスを、酒飲んで歌い飛ばしちゃう感じの大御所感、たまらないミディアムスロウ
2. Have Yourself A Merry Little Christmas
王道なメロウ、案外な飛ばし。一線を退きつつも、彼女のソウルを放つ、クリスマスに酔いどれる
3. Santa Claus Is Coming To Town
彼女がもう一つ得意とするジャズスタイル、演奏の上質さも手伝って、ゆったり聴かせてくれる、実に9分近いメインディッシュ的な扱い
4. The Christmas Song
録音状況のアナログ感、彼女が自然と渋く歌っちゃってる身に着いた感。いやー、超越したものを持ってるからこその味
5. Merry Christmas Baby
ブルージーなクリスマス、演奏もテクニカルに興味深い。渋さ、往年の味、そして音の択び方からして、ソウルぞっこん


6. What Are You Doing New Year's Eve?
3曲目に続いて長い8分程の尺、スロウにじっくり歌う凄み、迫真、説得。クリスマスタイプな曲をしっかり並べてしっかり雰囲気を作り上げてるなぁと
7. Ring The Bells
多少アッパーにも、彼女の抑える部分ってのが確固たる状況になったなぁと。躍動と程よい部分の織り成し
8. (I'm Dreaming Of A) White Christmas
可愛らしい音に、相当な実力を張り付ける、男勝り。一言に迫力があるなぁと。でも、終盤の安らぎも、ウキウキも潜め


9. I'll Be Home For Christmas
ハスキーにも、そーっと歌を愛する感触で、ほっこり幸せになれる。ライヴの、即興神経質なバラードコーナーって感じもする


9曲・48分、何気に尺のあるアルバムでした。そしてクリスマスに特化したアルバム、彼女は平和で、日常で、さらに歌への感謝みたいなものを、落ち付いた今だからこそ表現って感じなのかな。でも、そりゃ、度量も出るなぁという感じなんだけど、しっかり多種な魅力を各曲に乗せて、全体で印象を残してくれたなぁと、やるなぁと。

Xmas With Etta Jones
Etta Jones
Muse Records
1994-03-17