R-1500024-1224345468_jpegマイティ・クラウズ・オブ・ジョイと言えば、1960年から活躍するゴスペルグループ。個人的には1987年Aretha Franklin ゴスペル回帰作One Lord, One Faith, One Baptism にメンバー中最も人気も実力も高かったJoe Ligon が参加し、その存在感を発揮していました。しかしながら、そのジョーが先日亡くなったニュースが入ってきて、今回彼の在籍してたグループの何かを取り上げたいと。ただ、彼らのアルバムって名盤であってもなかなかCD化が進んでなかったり、配信であっても結構限定的。まずは、恐れ入りますが、YouTube で聴けた1980年の作品を取り上げてみます(Reprise がどういう風に収録されているかはリンクがなくて分からなかったんだけど、彼らをしっかり取り上げているようなページも少なかったので、敢えてチャレンジで)。
※年末George Michael を連投してきましたが、彼らも年内に取り上げておきたく

I've Been In The Storm Too Long (Aretha Franklin with Joe Ligon)


Packing Up, Getting Ready To Go (Aretha Franklin with Mavis Staples, Joe Ligon & The Franklin Sisters)

※コチラは、2003年Expanded Edition では別ヴァージョンも収録!


1. Wings Of Faith
ゴスペルサウンドを軸に、疾走感と涼しさ、そして熱さも見事に表現!浮ついた可愛らしいコーラスは印象的、ジョーの汗迸る攻勢は凄み
2. Glow Love
1stシングル。ディスコ超えて、落ち着いたグルーヴで勝負する混成グループ表現のよう、ゴスペルよりもポップだったりアダコンだったり、ふわり輝き


3. Walk Around Heaven All Day
スロウに、ハートズキュンな高域ファルセット、穏やかすぎるメロウ。とろけてしまう程、どこまでも昇天尽くし


4. Praise The Lord
リードというよりも、ポップファンクに緩いサウンドの中を、コーラスを基軸に進行する異色曲。マイティの魅力、実力はこんなとこにも…という発見、洗練しすぎだー
5. I Ain't No Ways Tired
柔らかさ、眠りのサウンド、甘さも多い中で、ちょっと癖のあるヴォーカルを鳴らすジョーは勇ましく。いい感じでA面は終了、まるでライヴの一旦の幕下し
6. I'll Always Stay With God
B面スタート、軽快に心地よいファンク残し、ゴスペルって感じはないなぁ。甘茶にも近いかも、全体での平和の響きがうれしくなる
7. Showing Each Other Love
8. Praise The Lord (Reprise)
しっぽり、懐かしい感触、クラシカルにも朴訥。さらりと歌うヴォーカルの切なさ、後半ヴォーカルは強めに変わって表情がストーリー的に展開。終わるとA面の曲を20秒ほど再来させる遊び
9. Everybody Ought To Praise His Name

10. I Made A Step
11. I'll Always Stay With God (Reprise)
1stシングルB面。ご機嫌なほどにグルーヴ展開。彼ら総出での歌の力を発揮。でも音に乗せての気持ちよさに包まれてます


11曲・34分、 改めて55年に渡ってグループの中心シンガーとして活躍したジョー・リゴーンにを追悼しつつ、こういった正当な評価のある彼らの音がきちっと聴けるようになってほしいなぁと改めて。編集盤とかは結構多いんだけどアルバム単位でも本作のように力の入ったものは多いようで、しっかり堪能してみたいなぁと。今年も、ブログご愛顧有難うございました!来年も、まだまだ継続する予定です。宜しくお願いします。

その他、情報はDisogs を参照しました〜