61cr01UA5QLミッシー・エリオット、2年振り3作目でR&B1位・POP2位を記録。前2作もヒットしたし、以降も高ランク保持し続けてるけど、最も成功したオリジナル作って印象です。個人的には、日本語が混じる5曲目で知って、CDSも買って、そんでEnhanced CD でPV観れて悶絶して、かなり彼女に虜になっていった思い出です(あれ、"Hot Boyz" と間違ってるかもしれないけど)。イントロとボートラ以外は全面Timbaland pro. 参加。前作よりもだいぶ痩せて、更に磨きがかかった作品に!

今年最後は、彼女(と言いつつ、George Michael 逝去を受けて、記事のアップは後ろ倒し、年を越えてアップに・・)。何と言っても、かれこれ11年もアルバム出してないし、少し前にはNFL登場したりして話題になったけど、更には日本びいきな感じもするのに来日公演は数年前に最初で最後のまま、あー、もっと色々アクションを望みたかったり。

1. So Addictive (Intro ft. Charlene "Tweet" Keys)
1分ほどのスウィートでクールな声で歌い紡ぐイントロ、ミッシーの太さと、トウィートの明るみの声がナイス融合
2. Dog-N-Heat (ft. Redman & Method Man)
ズシズシと響かせる洗練ビートに、低域でじりじりと歌うミッシーが格好良く!レッドマンとメソッド・マンのラップも骨太でフィット
3. 1 Minute Man (ft. Ludacris)
2ndシングル、R&B8位・POP15位を記録。出だし20秒ほど重ねたアカペラ、その後は陳腐なポップで楽しさ演出。ミッシーの涼しげなヴォーカルとの相性抜群、リュダクリスのラップも程よくフィット


4. Lick Shots
プロモシングル。緩い感じながら、前後のシングル曲に挟まれつつ堂々たるミディアム展開。単体でも、ミッシーブランドの確立充分


5. Get Ur Freak On
1stシングル、R&B3位・POP7位を記録。「これからみんなでめちゃくちゃ踊って、騒ごう騒ごう。」あとは途中「イチ、ニー、サン、シ」と日本語入るポップさ、和な音も面白く聴こえて新鮮。ミッシーの代表曲になったのも嬉しいところ、お化け屋敷なPVも好きだし、リミックスも結構ひょうきん集い


6. Scream a.k.a. Itchin'
シャカシャカと鳴らす音の中、遊びラップ寄りな歌にて、コーラスなんかもクールだし、全体の響きで押し上げるような曲
7. Old School Joint
80年代のピコポコなシンセと、当時の洗練さを混ぜこぜにした爽快で軽快なラップ曲。ラップにも近しいようなサウンド交じりに、とにかくワクワク度高まり
8. Take Away (ft. Ginuwine & Kameelah Williams of 702)
3rdシングル、POP45位を記録。シンガーとしてのミッシーが聴けるミディアムスロー、CDSもマイクを片手にしてたし、彼女は歌えるラップシンガーなんだよね。T-Boz にも近い低域のヴォーカルでR&B を根ざしてるし。カミーラの美しい被さるヴォーカルも気持ちよいし、ジヌワインのヴォーカルなんて、ミッシーと交錯するようなデュエットになってて超惹き


9. 4 My People (ft. Eve)
プロモシングル。彼女が結構得意としてきたチャカポカハウスをアルバムに入れちゃうあたり、相当起爆効いてる。曲自体は単調なんだけど、ラップ作にここまで猛烈な勢いをパックするのが斬新で


10. Busta Bus Interlude (ft. Busta Rhymes)
バスタのくどい感じが充満する1分のインタールード
11. Whatcha Gon' Do (ft. Timbaland)
総指揮ティンバランドのラップを塗したバシバシ響くサウンド、ミッシーもかなりアグレッシヴにうねったラップを披露
12. Step Off
涼しげなサウンドにて、なんか懐かしくも寂しい感触を色々と入れながら、アルバムの抑揚要素
13. X-tasy
コロンとした感じで、ミディアムスローながら音は若干チャカチャカしてて、ラップというよりも変則具合を遊ぶR&B
14. Slap! Slap! (ft. Da Brat & Jade)
3者で個性を競うようなアッパー、音はしっぽりしているけど、声でインパクトを放ち続ける
15. I've Changed (ft. Lil' Mo)
実質ラストあアウトロのような感じで、イントロと裏腹にピアノアカペラにリル・モーのヴォーカルにて強さ演出
16. 1 Minute Man (Remix ft. Jay-Z)
本編扱いながらボートラ的立ち位置にて、敢えて2ndシングルをリミックスしてくるあたりアルバムのヒットを狙ってるなぁと、更にジェイだし

<Bonus>
17-28. Untitled
なんとも17曲目はブランク表記なのに、ダンスヴァージョンが!おそらく "Get Ur Freak On (Bastone & Bernstein Club Mix)" なんでしょうか。超遊びまくり!アルバムでしか聴けないヴァージョン、実は今になって国内盤を聴く機会を得たので(リアルタイムでは輸入盤購入)、お得感。18曲からの11トラック分は3秒ずつの無音
29. Higher Ground (Prelude)
ゆったり、ヌーディなR&B。素敵な感触ある次曲に繋がるインタールードにも近い2分弱
30. Higher Ground (ft. Karen Clark Sheard, Yolanda Adams, Kim Burrell, Dorinda Clark Cole, Mary Mary & Tweet)
最終兵器的に、カレン、ヨランダ、キム、メアリー・メアリーなど、主にゴスペルシンガーが集い相当な迫力にて展開するミディアムスロー。でも、濃すぎなく、各人の魅力を持ちながらも、しんなり進めていく佳作



16曲・58分、無音12曲含むボートラ14曲・12分追加で、計70分のボリューム。個人的にですが、アナログで購入してたチャカポカハウス"Get Ur Freak On (Superchumbo's Superfreakon Remix)" は好きだったのなぁと、アホアホで。 改めて、全体を通して、Dance、R&B、女性ラッパーとしての新たな魅力も詰め込まれた革新作!

<過去レビュー>
1999年 Da Real World
2003年 Under Constoruction
2005年 The Cookbook

Miss E. So Addictive
Missy Elliott
Elektra / Wea
2001-05-14

ミスE...ソー・アディクティヴ
ミッシー・エリオット
イーストウエスト・ジャパン
2001-05-30

ミスE...ソー・アディクティヴ
ミッシー・エリオット
イーストウエスト・ジャパン
2001-05-30

ミッシー・エリオット
イーストウエスト・ジャパン
2001-09-27

Get Ur Freak on
Missy Elliott
Wea International
2001-05-15