71BV7LgfaqL__SL1280_2016年クリスマスが、彼のジャスト・ア・リアル・ラスト・クリスマスになってしまいました…、ジョージ・マイケル、逝去、53歳という若さでした。今までは、クリスマスシーズンになると、ジョージを思い出してたけど、来年からは、クリスマスに亡くなったんよなぁと回想することになる、ラスト・クリスマス。

自分は、80年代〜90年代初頭の快進撃はリアルタイムには知らなかったものの、高校生の時、何とも地味な"Jesus To A Child” が売れまくってて、何でだろう…とずっと思ってて、でも、気になって買った彼の最初のCDがこれでした。2ヴァージョンでリリースされているのですが、自分は3曲入りのCDS。これに、じわじわ魔法のように虜になって、次のシングル、次のシングルと聴くようになりました。そして、少し後になってアルバムを買ったんだっけなぁ。

その後、1995年にリリースされロングランヒットしたElton John のコンピベストLove Songs 収録"Don't Let The Sun Go Down On Me" でのライヴデュエットで、更にジョージの歌声に驚異を感じたし、1998年くらいにはAretha Franklin のArista 期ベスト Greatest Hits 1980-1994 に収録されてた"I Knew You Were Waiting (For Me)" でのデュエットにも更に彼の凄みも感じたし。ジョージは、自分の好きなブラック系のシンガーとデュエットする機会も多く、Mary J. Blige との共演でStevie Wonder のカヴァー"As"、Whitney Houston との共演"If I Told You That" など、共にシングルになるなど、2000年くらいまでは本当活躍は目立ったなぁと、その後プライベート問題とか、音楽的にも自虐的になんか影を潜めたりしてたけど、スーパースターでした。今回は急遽、追悼の意を込めて。。

1. Jesus To A Child
エディットヴァージョンも用意されずに7分の尺のスロウが、6年という沈黙を破るアルバムからの先行シングル。UKでは変わらずトップに君臨も、USでもR&B22位・POP7位を記録。覚えはあるんだけど、日本での輸入CDSランキングでは延々1位だった記憶です。最初は、ダラーリと感じてたんだけど、もう彼の声だったり、音との編み出しなど、ほんと魔法なんですよね、凄く心が洗練される


2. One More Try (Gospel Live Version)
とどめは、CDSでしか聴けないトラックを数々用意している彼。1988年R&B・POP1位を記録した曲のゴスペル風のライヴヴァージョン。クワイアを従え、堂々たるヴォーカル。曲はもちろん素晴らしいんだけど、即興に、ここまでソウルフルな白人ヴォーカルも、絶頂です。心打たれます。CDSから入って、これがあったから、後の彼の音楽を色々聴きだしたんだよなぁ、トドメに簡単になりました


3. Older (Instrumental)
これは、アルバムをまだ聴いてなかった自分に、どうにも不思議な心地にさせてくれた当時最新アルバムのインスト

3曲・19分半、4曲入りヴァージョンには"Freedom '94 (Live Version)" も収録されてますが、ジャケ含め、なんか当時は買いなおしなんかも考えず、ひたすらこのCDSに陶酔してました。今後、年末にかけてジョージを追悼することになりそう。Natalie Cole, David Bowie, Prince, Maurice White と来て、George Michael も…。合掌。感謝は尽きない、まだ聴き込んでない80年代にもプレイバックしたいけど、馴染みある90年代後半に当面溺れておきます。

<過去レビュー>
1984年 Last Christmas Wham!
1990年 Live In Europe
1996年 Older
1999年 As with Mary J. Blige
2008年 December Song (I Dreamed of Christmas)

Jesus to a Child / One More Try / Older
George Michael
Dreamworks
1996-02-06

Jesus to a child [Single-CD]
George Michael
Import
2000-01-01

ジーザス・トゥ・ア・チャイルド
ジョージ・マイケル
EMIミュージック・ジャパン
1996-01-17

Jesus to a Child
George Michael
Virgin
1996-01-12