41MB3SN7R0Lジョージ・マイケル、前2ndから3年後、クイーンとのライヴマテリアル盤がリリースされ、POP46位を記録(UKでは人気維持の1位)。1991年11月24日Queen の絶対的なヴォーカリストFreddie Mercury が逝去し、それを追悼して約半年後の1992年4月20日Wembley Stadium で開催されたThe Freddie Mercury Tribute Concert の模様を収録したCD。George Michael の名前を筆頭に、Queen との連名での発表。実際、ライヴにはMetallica, Extreme, Def Leppard, U2, Guns N' Roses を始めとするロックバンド、David Bowie, Annie Lennox, Seal, Paul Young, などのソロシンガーの中でもジョージが披露したパートも多く、なんかクイーンの後継のようにジョージにコンサートの主軸を任せたカタチになったように思えます。その意思もあったのか、ジョージとクイーンの披露された曲は実に6曲で、一部リサ・スタンスフィールドも参加してますが、EPとしては十分の内容。1・4曲目がスタジアムからの録音で、2・3・5曲目は別途行われたライヴ Wembley Arena からの模様を収録。ライヴからシングルカットも行いヒットするなど、新作の沈黙を続ける最中、かなり嬉しいアクションだったと思います。

1. Somebody To Love (with Queen)
1stシングル、POP30位を記録。作品化に至ったのは、先ずこの曲のカヴァーが抜群ってのもあったんじゃないかな。音に、ジョージの気迫混じる声が気持ちよいくらいに張り付き、実力も半端ないし


2. Killer
3. Papa Was A Rollin' Stone
2ndシングルは"Killer / Papa Was A Rollin' Stone" と繋がる形式で、POP69位を記録。実際は11分超の2曲を、シングルではオリジナル録音としつつ、歓声を入れつつ、不思議な編集にとどめてます、凄く遊んでるし、クリエイティブ。ジョージのソロにて、ライヴではかなり聴衆を巻き込むような感じで、安定のサウンドに、挑発に追い討ちのコーラスもたまらない魅力


4. These Are The Days Of Our Lives (with Queen & Lisa Stansfield)
ジョージの強さ、リサが霞んで聴こえるけど、なんか嬉しそう。UK同士の共演とて、微笑ましく。柔らかみあって、美しいデュエット


5. Calling You
超スロウで、じわじわと暗闇からの駆け上がりを表現するようで、深い。後半、なんか温かい気持ちになれるような演奏、ストーリーとしての巡りが素晴らしく
6. Dear Friends Queen
ラストは、1974年クイーンのスタジオレコーディング、1分。なんか、しっぽり心を締め付けられるように、なんかレクイエム感が凄い究極

6曲・29分弱。イギリスに華を添えるような、それでいて企画盤ゆえの展開。個人的には何と言っても1曲目の起爆にやられます、名演!この模様だったりプロモ映像を集めたVHSもあったようで、レーベルを変えての本作リリースは一風変わったアクションになってて、ジョージも復活を探る糸口になっていたのかもしれないなぁと。

Five Live
George Michael
Hollywood Records
1993-04-20

ファイヴ・ライヴ〜愛にすべてを
ジョージ・マイケル
EMIミュージック・ジャパン
1993-06-02

Five Live EP
George Michael
Parlophone
1993-01-01