81LdPhIMhSL__SL1500_レイラ・ハサウェイ初のライヴアルバムは、父Donny Hathaway がライヴ盤を吹き込んだ会場同様The Troubadour Theater にて。何とも父譲り、そして4年振り・7作目がライヴ盤で、R&B2位・POP33位を記録(R&Bチャートにおいては前作を凌ぐ自身最高位)。前2作はStax からでしたが、今回は自身のレーベルHathaway Entertainment/eOne Music からのリリースで成功。更には、本作は今回のグラミー賞候補となり、Best Traditional R&B Performance, Best R&B Album を受賞するという快挙を達成!今のR&B、色々デジタルで機械音になってるけど、こういったものが未だ評価されることを日本でも声を大にして伝えた買ったり。発売当初から話題にはなってましたが、グラミーにも愛される素晴らしい作品。今になって昨年のBlue Note 公演行きたかったなぁと、遅かれ願望。

1. Little Ghetto Boy
プロモシングルカット第1弾。なんともダニーが歌った曲で幕が開く粋な計らい。低域がすこぶる力として伝い、でもスムースさもあって、声の魔力はどこまでも奥行き素晴らしく


2. Baby Don't Cry
初期の名曲。コーラスとのまたーりとした空間ながら、実力たっぷりのサポート陣、その中に溶け込むようなレイラ、決して主役張る感じというか、全体の中の一部になるのが素敵
3. I'm Coming Back
続いて、同じくデビュー作から。アカペラでスタート、声を空間に独特に響かせる正にフリーソウル。風のように優しく、コーラスはもっとそよ風、場をとにかく揺らめかせてくれる
4. You Were Meant For Me
前作からのヒットシングル、中低域なのに、こんなにも気持ちよく聴かせるのは、個性、そして才能だなぁと。じわじわ心に暖かみを与えてくれる
5. Angel
プロモシングルカット第2弾として、Adult Comtemporary 1位を記録。素晴らしい上質、特に会場の嬉しさがひしひしと伝う


6. These Are The Things
幾分、全体での音の盛り上がりはあるかな、気持ちよく広がる感じで、少々迫力増し。レイラの気合も上々も、程よくキープするのも流石
7. Little Girl / Breathe
底からじっくり響き渡らせるようで、更に中域も自由に泳がせる感じで、音と同化しつつもかなりテクニックを披露するのはポイントかな
8. This Is Your Life
コーラスの華やかさを上げ、メロディは柔らかにも、かなりアレンジ・アドリブ利いてるなぁと、ゆったりした中の冒険
9. When Your Life Was Low
ジャズアレンジとて、素晴らしい質感をもたらしてくれる曲。もう完全にソウルじゃなく、小さなクラブでの表現、音の繊細さまで愛おしく
10. Forever, For Always, For Love
元はHeatwave, そしてLuther Vandross カヴァーでも有名。2004年Adult Comtemporary 初の1位曲。結構生感があって、洗練さよりも、案外即興風で新たな印象

11. Lean On Me
Bill Withers カヴァー、音を挑発しつつ、乗せて、Rachelle Ferrell のように自由にグルーヴ、音との融合も見事に素敵過ぎる
12. Mirror
ラストは、PVも用意された、ライヴをしっとり閉じてくれるスロウバラード。低域に根差して、彼女のルーツを着実に放つ


<Bonus>
13. Brand New
ボートラとして納得の、ネオソウルでもなく、音や声をスロウの中で絶妙につなぐ。更にコーラスの入れ方が驚く斬新な惹き込みに
14. Whatever
本来のR&Bとしての進化、そこに彼女だからこそ出せる暗さ、ディープさがでて、聴き応えに。真髄も大事にしつつ、最後のメロウなピアノは悶絶もん

12曲・69分半、ボートラ2曲追加で、計14曲・79分近く。親子揃って、ライヴ盤、その名もまんまLive を名盤にしてきたことが名誉。ボートラで遊んでいる辺りも、今のシンガーというのを植え付ける施策。それにしても、父の絶品から43年の月日を経て、ようやく実現させてしまった今回のソウルの注入は、もう素晴らしく、素晴らしく。

Lalah Hathaway Live
Lalah Hathaway
Ent. One Music
2015-10-30