51dJVlTpM3Lアル・ジャロウ、病気のため実質のツアーからの引退をマネージメントが示した数日後となる2017年2月12日、それもグラミー当日(彼は過去3度受賞)に76歳で逝去されました。なんか、ここのところ報道が一気に加速した流れだったので、呆然というか、空っ風な気分でした。今回はアルを追悼して、Breakin' Away に続いてヒットし、R&B4位・POP13位・Jazz1位を記録した2年振り6枚目の作品を。

1. Mornin'
1stシングル、R&B6位・POP21位を記録。温かに、ゆったりとしたアダルトコンテンポラリーの強いミディアムサウンド、自由に跳ねるようなヴォーカルも味わい深く


2. Boogie Down
1stシングル、R&B9位・POP77位を記録。確かに躍動が見事に、サウンドは落ち着いた感じもあるし、当時の流行をしっかり取り入れテクニカルに、グルーヴィに。中盤の豪快なスキャットは最高にアガル!


3. I Will Be Here For You (Nitakungodea Milele)
邦題、君故に。哀愁あるサウンドに、乾いたヴォーカル。でも人間味がひしひしと伝い、気持ちよい。Earth, Wind & Fire みたいに、ファンクが織り成す落ち着いたヴォーカルって印象かな
4. Save Me
ホクホクするような流れ、ヴォーカルの刻みも凄くきもちよく迫る、リリックの歯切れが良いんだろうなぁ。ジャジーにも、大人ポップスを面白く上昇してくれてるよう
5. Step By Step
3rdシングルB面。刻みよく、潔く畳みかけるようなリリックは彼ならでは。ホーンなんかも飛び交い、実にテンポ良く
6. Black and Blues
B面スタート、ちょっとキリっとしたヴォーカル入れたり、サウンドもちょっとワルに弾けたり、新たなアルを堪能
7. Trouble In Paradise
2ndシングル、R&B66位・POP63位を記録。覇気あるけど上品に、優しさだったり勇気だったり、彼は歌をとおして教えてくれる代弁者って感じだなぁ、じんわり元気になる


8. Not Like This
1stシングルB面。2分半くらいの、コロンとした大人ムード最高潮のスロウバラード。誠実で、緊張感あって、壊れそうで丁寧な美しさ
9. Love Is Waiting
邦題、愛を待ちわびて。サウンド程よく走ってるけど、痛快に抑えたヴォーカルで見事な温度感。アップテンポにこそ彼の卒ない素晴らしさは出るなぁと、ここまで聴き易いのも凄い
10. I Keep Callin'
次回作先行シングルB面にも収録。駆け抜けるように連チャン、弾ける感じで。ファンクのテケテケな、そしてキュンキュンなセルフコーラスに、ホーンも纏まり合って、最後を相当クリエイティヴに飾る

10曲・44分、アル・ジャロウの音楽性は本当ジャンルを広げたクオリティ高いものだったなぁと改めて。そしてスキャットもバリバリ入れまくり、早口リリックも何のその、豊かな音のブレンド、発信共に素晴らしい才能の持ち主。もっと、とにかく気持ちよく浸れる音楽を提供してくれたことに感謝、追悼!!

<過去レビュー>
1981年 Breakin' Away
2008年 Christmas

Jarreau
Al Jarreau
Friday Music
2009-05-19

ジャロウ<FUSION 1000>
アル・ジャロウ
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-11-12