fa26ce4eアレサはダンスチャートを賑わすっていう印象は少ないかもしれないですが、キャリアにおいて随所リミックスもプロモーションの一環でリリースしてきてます。先日発表されたBillboard All-Time Dance Artist でも33位にチャートインされるなど、この辺りは情報を纏めておいたほうが良いかなぁと思い、レビューしてみます。80年代のシングルプロモーションにおけるリミックスは結構除外しつつ(BPMもまんまで面白味が今回取り上げるものと比べたら薄いかなぁと個人的に思ってて)、なのでなるべくぶっ飛んでる、もしくはクールなものを取り上げてみてます。

1. A Deeper Love (Trance Remix)
これは今まで何度もゴリ押してきたMoby "Go" をベースにしたミックス、アンオフィシャル。1曲のみ収録のアナログも入手してます!完全にこれはトランスですが、料理によってアレサの破壊力が最高なんです


2. Rock Steady (Danny Krivit Re-Edit)
オリジナルと絶妙に異なりつつも、数あるロック・ステディの中でも洗練度を高めてくれるダニー・クリヴィットのリミックス。アナログ盤は高騰したり、結構話題になりました


3. Rolling In The Deep / Ain't No Mountain High Enogh (Aretha Version) (Wideboys Club Mix)
最近のアレサのリミックス集より、最もプッシュされているミックス。6曲目のDance 1位にもなりました。もう音の勢いでアレサの猛進振り・健在振りにも貢献


4. Here We Go Again (Razor-n-Guido Mix)
David Morales ヴァージョンが評価されるべきかもしれないけど、アレサの絶叫トレーニングみたいな緩急がたまらない、Ono Yoko にも負けない変態曲


5. Jump To It (Disco Darlings Remix)
オリジナルを残しつつも、音が進化して、現代版ジャンプになってるなぁと。病みつきです。色々ヴァージョンあれど、これが一番かな


6. Respect (Jonathan Peters Club Mix)
1999年にリリースされたEverybody Dance! の3枚組ヴァージョンに収録されてる、正に豪快なハードハウス仕上げ。アレサの最大のヒット曲を卒なく仕上げてしまうことに驚異


7. Think 1991 (Remix)
音源は1980年の映画版。Think (12' Classic Mix) ってのもメインであるんですが、ブルースブラザーズヴァージョンの声と音がちょっと乖離気味。なので表題のリミックスってのが一番音に乗ってて、それもBPMまで既に意識されてて好感


8. A Deeper Love (Tribesman Extended Mix)
David Morales も当時ヴァージョンを用意してましたが、本家C+C が手掛けた豪快なミックスは最高にアッパー。一部音源はアレサの映像などにも用いられたリしてます


9. Wonderful (Pete Avilla & David Harness Remix)
当時卒なくヒットした曲、グラミーも受賞。プロモB面だったAntranig & Pons Remix なるダブリミックスの方も好きなんだけどYouTube では見つからず。メインもスムースに悪くないリミックス、この辺りからアナログのみ、流通も少な目に


10. Rock Steady (Arif's Classic Mix)
6曲目同様の企画、これはどの盤にも収録されてました。Arif Mardin, Joe Mardin が手掛けたファンキーに楽しい仕上がり


11. A Rose Is Still A Rose (Yogi's Bystorm Remix)
Desert Eagle, London Connection など、オリジナルを踏まえての色々なミックスが出てましたが、1967年大ヒット"Respect" サンプリングっていうアイディアに悶絶



12. A Rose Is Still A Rose (Johnny Vicious Club Mix)
当時Love To Infinity をメインに(国内盤ボートラにも)、Hex Hector まで起用してダンスディーヴァ仕立てしてましたが、最も豪快な10分超の本ミックスが一番アレサをデジタル化にして大げさにしているようで好感


13. Think (Kraak & Smaak Club Mix)
比較的最近出たミックス、エディットも用意されてます。結構面白いハウス仕立てで、7曲目と異なりオリジナルヴァージョンを上手く活用できてるなぁと


14. The Only Thing Missin' (Furilla Full Vocal Mix)
Blaze のミックスは声が震えるような感じで微妙に、Giorgio Morder も手掛けてるものの、なんか緩すぎて微妙。フリーラのヴァージョンは国内盤ボートラにも収録されてるけど(アナログ盤と音具合が異なるのもマニアックに注目)、ちょっと豪快に速度アップも、展開が面白いかなぁと


15. Jump To It (Candy Apple Vocal Edit)
実際、エディットとはついてるけど8分もある力作。ダブは2パターンあったりと、きっとブートレグながら、自分はこのレコードを見つけたとき、ニンマリでした。オリジナルを残しつつ、かなり先駆的にしたミックス


16. Here We Go Again (Bump Mix)
ラップ有無それぞれ持ったBass Mix のほうが有名かもしれないけど、スムースなリミックスとしては凄く惹きこまれる出来


17. Rolling In The Deep / Ain't No Mountain High Enogh (Aretha Version) (Moralnd Club Mix)
これは見つからなかったぁ・・・デジタル配布されているのだろうか。最近Trey Songz などのミックスも担当してるモーランド、当初のリミックス集には収録されてたのですが、大収録EPには見送られ、今や知ってる人は少ないような、でも展開は好きなんですよね
18. Jump To It (CJ's Macintosh Extend Mix)
1994年"Willing To Forgive" カップリングで、11分超のリメイク。だいぶ、もっさりした感じもあるけど、長尺頑張った点とオリジナルの良さのブレンドで今も、たまーに聴きたくなります


19. I Say A Little Prayer (Dimitri From Paris Re-edit)
地味ながら、一応アナログなどで作品化されているようで。あまり変わり映え無いけど人気曲あれ、案外病み付きかも


20. Rock Steady (Sure Is Pure Remix)
1994年UKで、Sister Sledge などと同様に昔の曲のリメイクとしてリリース、当時は面白かったかもしれないけど、まーまーです


以上、もしかしたら、多くがアレサの知らないところでリリースを色々されているミックスの数々。オリジナルももちろん良くも、こういったところから、アレサを知るのも今ならではの方法かも。お好きなミックスが見つかれば、有り難き幸せです。