51Hn2PhnvRLBilly Beck, Larry Hatcher, Ray Davis によるトリオ、ヒューマン・ボディ。デビュー作、チャート、圏外。翌年にもアルバムをリリースしてるけど、以上で表立った活動はなし。国内盤がリイシューされたりと、日本はほんとこういうのにウェルカムだなぁと。実際2ndもリイシューされてるし、熱心。先ずはタイトル曲が唯一のヒットとなったこと、そして名カヴァー収録も注目!

1. Make You Shake It
タイトル曲且つ2ndシングルで、唯一のチャートイン作品、R&B84位を記録。結構当時のダンス、ヒップホップなど、色々実験的に作り上げられているようで興味深い進行


2. Tomorrow
静かに歌われるような、切なさ、でも男のうねる感じがあったり、聴き易さは高め!女性コーラスの哀愁っぷりもタマラナイケド。キュンキュンな声も染みる
3. Keep Your Head Up
リードと女性コーラスの織り成すメロディが独自浮つき。どこまでも重ねる、おとなしめファンク。鳴りが摩訶不思議
4. Hit Me
1stシングルB面。男性グループならではの楽しげな響き、甘茶もブレンドながら、音のほうがメルヘンだったりするのでバランス感ナイス
5. As We Lay
1stシングル。Shirley Murdock 同年ヒットのカヴァー、個人的にはKelly Price ヴァージョンを本当聴きすぎたなぁと回想。出だしが長いので、これまた悶絶。男性ならではの解釈に、うるっとくるようで、清らかな印象に


6. Please Help Me Find Her
息遣いとか幻想な感じとか、ヴォーカルはPrince 似だったり、リラックスモードで奏でられる、超脱力系ファンク
7. There Is Nobody
まるで常夏の緩いホリディ、コーラスがどこまでも進化する甘茶。音はレゲエ、サルサ、海岸沿いに涼しさ感じるよう
8. I Believe We Can
流れが絶妙で、ほんわかしつつ、これまでの特異な音の総決算。緩いのにインパクトは十分

8曲・43分半、ネオンのような地味なジャケットからは想像できないくらい、人間味も流行も、そして試行錯誤もしっかり張り付いているような作品。これは意表をついてるなぁと。演奏が結構力入ってて、そこにヒット性の離れるようなヴォーカルをどこまでも組んでしまう、やりきった感、面白いです。

Make You Shake It
Human Body
2008-02-05

Make You Shake It by Human Body
Human Body
Bluebird
2008-02-05

メイク・ユー・シェイク・イット
ヒューマン・ボディ
ディスク・ユニオン
2008-01-11