41gZlhC65dLJB作品参加は数え切れぬ程、そんな彼はメイシオ名義(色々あれ)でも多々リリース、本作は前作Roots & Grooves から5年振りとなるオリジナル(ライヴ盤?)、現時点でオリジナル的な位置付けだと本作が最後になってるっぽいです。タイトルまんまに、正にソウルなカヴァーアルバムとなっており、決してマンマにアレンジするって感じではなく、彼の最新グルーヴを堪能できるものとなっています!

1. Papa's Got A Brand New Bag
嬉しいJames Brownナンバーから、MC入れて、颯爽とバンドの意気は最高潮に!しゃがれヴォーカルも、嬉しくなるし、乗ってるし。テケテケのお馴染みフレーズなんかも、いやー、嬉しく繋がるようなソウルメイトって感じで
2. I Wish
Stevie Wonder カヴァーはゴリゴリに最長8分の尺を使って、前半はだいぶじらすんだけど、後半の溜めとか、たまらん具合に熱くなる、ビートが注ぎ込まれ、叩かれ、観客もそりゃ鼓舞するっちゅーの


3. Yesterday I Had The Blues
Jose James カヴァー、場を静めつつ、なんか気持ちよく酔いたいというか、気持ちを抑えたいというか、流れに任せながら浸れる
4. Higher Ground
Stevie Wonder カヴァー2曲目!当然白熱のソウル現場、快調に飛ばして観客を飲み込んでいくパワーは凄い
5. Do Your Thing
The Isley Brothers カヴァー、ファンク言えど、なんか肝の据わった流れにて、ホーンが語り、舞台を鮮やかに、ベースやオルガンも憂いに
6. Rock Steady
紅一点Aretha Franklin カヴァー、男性陣が歌うロック・ステディ!ちょっと萎れたヴォーカルはご愛敬、楽しいし。ホーンの渦も楽しげにアレンジ遊んできたなぁと
7. One In A Million You
Graham Central Station, Larry Graham カヴァー、しっとりバラード、なんか平和だなぁ。そして、勇気や愛をもって、突き進むような凛とした清らかさ
8. Soul Power
James Brownカヴァー2曲目、壮大なフュージョンみたいに纏まってるけど随所JBファンクが洗練として詰まって聴けるニュータイプ


9. Announcement
そのまんまにメンバー紹介、アナウンスメント2分
10. Come By And See
セルフカヴァー、メイシオのヴォーカルにて、演奏も程よく、結構勢いまんまに駆け抜ける感じでクール!

<Bonus>
11. Inner City Blues
Marvin Gaye カヴァー、結構ファンクってよりも、なんか緩やかに跳ねる感じで、正に試しにセッションしてる感じがあるかな。でも、絶妙な音の渦は終盤なかなか、観客も盛り上がり!

10曲・57分、国内ボートラ1曲追加で64分程に。改めて、彼らは面白いカタチでソウルを継承してくれたなぁと嬉しくなる作品です。直球ド真ん中なんだけど、その中でもGCS のバラードを入れたり、JBとスティーヴィは連呼しちゃうんだけど、その音楽好き魂の真っ直ぐさが嬉しくなっちゃうんだよね。パワー衰えず、観客の歓声も良いエッセンスになってます。

<過去レビュー>
1989年 For All King's Men

Soul Classics
Maceo Parker
Razor & Tie
2012-09-18

ソウル・クラシックス
メイシオ・パーカー
ビクターエンタテインメント
2012-09-12