R-4882506-1378376489-2501_jpegしれーっと、1週間ぶりにブログ更新してみました。日本では人気は高くも、過小評価でヒットなし、でも熱いソウルを聴かせてくれる未だ現役のスペンサー・ウィギンスが御年75歳で初来日。今年初ライヴチケットとしてゲットしたので、自分もちょい熱が上がったまでに。1989年リイシュー本CDは、当時彼の初アルバムとしてLPリリースされたものに、ボートラを加えて、国内のみで発表されてました。でも、彼の作品自体が少なく、ほんとLPにしてもCDにしても高値。2000年代中盤くらいからは徐々にコンピなどもリリースされてきて盤の人気が分別されるようになったけど、自分としては、こちらのアルバムにこそ、当時の熱さを感じてしまうんですよね。

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Spencer Wiggins ft. Percy Wiggins, The Hodges Brothers (Hi Rhythm Section) & Eli "Paperboy" Reed

1. Soul City U.S.A.
1969年シングル、本アルバムのタイトル曲からスタート、ハイパーなアップビートでシャウトも楽しげ!凄いかっ飛ばしてるし、


2. The Kind Of Woman That's Got No Heart
1966年"Take Me Just As I Am" B面。 ほのぼのソウル、声の張りだったり、個性もなかなか。音もなかなかブギーなメンフィスサウンド
3. Take Me Just As I Am
1966年2枚目のシングル。涼しげゴスペルぽさ、ブルースも混じってるような。切々と歌われ、声の粒が旨みに変っていく
4. I'm A Poor Man's Son
1970年"That's How Much I Love You" B面。ポップな音にはご機嫌な歌声に、軽めに、そして穏やかに
5. That's How Much I Love You
1970年シングル。もっさり、男気、ストーリーが見えてくるような、なんか切なくも、開放するように歌声がこだまする。安らぎの女性コーラスも癒しに


6. He's Too Old
ご機嫌に快調に、何と言っても演奏陣がときめくな、ベースラインだったりホーン隊だったり、コーラスまで相当アップグレード、抑揚・緩急も絶妙
7. Once In A Whiile
しっぽり、ホロ苦のバラード。感情だったり景色だったり、テンションが分かりやすく歌に乗ってくるなぁと。高域も切なさの演じ、素晴らしい
8. Water
堂々たるヴォーカル、吹き抜けるホーン隊、曲を膨らませてくれるふくよかな女性コーラス、バランスが興味深く
9. Love Works That Way
1965年2枚目のシングル。だいぶ高域は細目なんだけど、狂おしい感じだったり、敢えての弱ってる状態を皮肉にも上手く表現してるなぁと
10. Lover's Crime
1965年デビューシングル。録音の粗さが分かる感じ、プチプチ。だいぶブルージーに、彼は本来この路線を狙っていたのだろうか
11. The Power of A Woman
1967年2枚目のシングル。シャラランと、なんか心が洗われるような美しいスロウ。なんかまったりしてて、でも気迫・ソウルは詰まってる、彼の説得性は秘めまくり
12. Old Friends
1966年1枚目のシングル。前曲にもあったけど、ファルセットの響きが結構インパクト。大らかに、そしてカントリーも入ったような感じで、音はゆるいけど、歌は滑らかに躍動
13. I Never Loved A Woman
1969年"Soul City U.S.A." B面。Aretha Franklin カヴァー、男性版とて。泥臭いブルージー。なんか悲しさを与えるような音刻み、あと音域は男性にとっても難しい曲なんだろうなぁと再認識


14. Up Tight Good Woman
1967年1枚目のシングル。熱烈にも、気持ちを静めるような、なんか彼の温もりみたいなのを感じる。丁寧にリード、憂い
15. Sweet Sixteen
B.B. King カヴァー、だいぶブルージーなアレンジ、メロディはだいぶ個性的に変化を与えてるのは特徴。その中で豪快に上下音階を飛ばしてるのは面白く
16. Cry To Me
これはLoletta Holloway のカヴァーなんだろうか、かなり湿っぽく、でも熱烈で、かなり基軸に沿った当時ならではのソウル
17. Anything You Do Is Alright
1967年"Up Tight Good Woman" B面。テケテケなギターにてクラシカル度マックス、声の放ちが穏やか。ゆったりしつつ、彼のブギーが滲み出てさっくりした仕上がり
18. I'll Be True To You
1965年"Love Works That Way" B面。古めだなぁとは分かる音の印象、ギターの揺れなんかも、個人的には萌え、一方で全体ではハワイアンな印象
19. What Do You Think Abouot My Baby
結構、音の乖離があるかな、明るさと、ふわっとした抽象感。溌剌とホーンと声は合うんだけど、なんか調子が不思議
20. Who's Been Warming My Oven
だいぶ洗練としたサウンドになってて、ヴォーカルもドスがかかって、新たな拓きを感じるなぁ。真摯な歌い方は、まるで別人
21. That's How Much I Love You (Alternate Take)
1970年シングル。5曲目の別ヴァージョン、しっぽりしつつ、高域からスタートし、彼のエモーショナルさを発揮ってところかな

オリジナルよりも8曲多い、21曲・計57分というボリュームに。自分はレビューの時、wiki 以外にDiscogs も参照にしてるのですがオリジナルLPとだいぶ曲順・選曲も異なるようで、こりゃマニア心をくすぐるはずです。今はこの盤は中古で希少に探すしかない感じですが、だいぶ値下がってるのも見かけるように。曲重複などは別に、以下2枚のコンピのほうが手軽に聴けるので、併せてお薦めです。今月、彼の有志を見れるのを楽しみに、久々のブログでした〜。

<過去レビュー>
2010年 Feed The Flame : The Fame and XL Recordings



THE GOLDWAX YEARS
SPENCER WIGGINS
KENT
2006-03-28