51dR+TSJsvL__AA256_リロイ・ハトソン、2018年5月3日・5日に東京、同7日に大阪に来日、これが初来日ですぞ!発売が来月2月なので、GW予定入らなそうであれば絶対に押さえたいところ!失礼な話、もう1982年の作品以来リリース止まって現役も終わってると勝手に思ってたので、活動云々前に生きてるかも分かってなかった(現在72歳)。自分はCurtis Mayfield を継承した後期The Impressions も好きで、リロイのこともCurtom における重要人物としてかなりマークしまくって聴きまくってました。でも案外CD化が薄かったり。1998年にUKでCD化されたみたいだけど、高値すぎたし。ただ、アマゾンリミテッドで長らく自分の聴けてなかったアルバムが・・・ヨダレです!本作、前年のソロデビュー作から1年振り、彼自身最高位となるR&B36位を記録!

1. Can't Say Enough About Mom
しんみり、もっさりした音でスタート、若干悲しすぎる感じかな。でも、1分のイントロを抜ければ、爽快なヴォーカルとともに自然な溌剌さ。だいぶ不思議な抑揚を引き出しつつ、結構苦難のソウルの創出な印象、実に6分超


2. Gotta Move - Gotta Groove
更に重たさ継続に、ヴォーカルの重ねは白人ポップの意識にも感じる。艶だったり、放ち方だったり。ちょっと個人的には賛否あるかも、なんか彼らしくない追求にも
3. Ella Weez
1stシングル、R&B81位を記録。ストリングスを裏に、豪快に飛ばすヴォーカル、でも程よいボリューム感というかパワー、女性コーラスも絶妙、全体を通して安定のカートムソウルファンク

4. Give This Love A Try
音はカートムなんだけど、どこか淡く、冷たく悲しく、つぶやくようなヴォーカルが印象的。2曲目よりは聴こえが良いけどA面ちょっと、シングル以外なんか、なんか・・・
5. The Ghetto '74
待ってましたのサウンド、カートム、そしてリロイの進化がわかりつつ、Donny Hathaway の人間味をドライにアレンジしたようでニンマリ、外野も良いムードに


6. After The Fight
出だしからのストリングス使い、ファンク王道にフックも多めに、ミディアムの中で遊び色々とあって、これは期待以上。ただヴォーカルが若干曇り気味かな
7. Could This Be Love
1stシングルB面。滑らかに進んでいく無難なんだけど、中高域があったり、ホーンも振る舞って、全体を通して旨みがあった感じで、標準よりは上って感じ、ちょい辛口ですが


8. Dudley Do-Right
掴みが難しくも、彼らしいウネリを持って進行するミディアムファンク、喉の鳴らしや、音域の抑揚など、結構惹きは高め

8曲・31分、大ヒットとは言えない作品ではあるものの、一目置かれるソウル作品っていう感想でしょうか。出だしからだいぶひねってて、シングルが可愛らしく見えましたもん。ただ全体を通して存在感を増してくる曲が多そうなので、彼の中で評価の高いアルバムながらシングルカットが1曲ってのは頷けるかも。確かに隠れた名盤ってよりも、やっと辿り着いて聴くべくアルバムって位置づけかもなぁと。。

<過去レビュー>
1973年 Love Oh Love
1975年 Huston
1978年 Closer to the Source
1982年 Paradise

The Man!
Leroy Hutson
Charly
1998-01-01