5167VXEfGjLダイアナ・ロス、前作Diana の大ヒット後Motown からRCA に移ってリリースされた1年4ヶ月振りのソロ12作目は、R&B4位・POP15位を記録とチャートを下げながらも、連続でプラチナムを獲得の快挙を達成。4曲目の収録は大きいと思いますが、それ以外にも全曲シングル・カットに至るなど、捨て曲なし状態の鉄板。お洒落さんな感じで、ブラックミュージックと一線を画す感じになっているのは否めないけど。

1. Why Do Fools Fall In Love
タイトル曲且つ1stシングル、R&B6位・POP7位を記録。3分にも満たない"You Can't Hurry Love" にも近いほのぼのポップ、この印象がアルバムは強いからか、ブラックファンには敬遠されがちな気も。案外ライヴなんかでは定番


2. Sweet Surrender
4thシングルB面、ベースラインだったり、うねうねした感触のスロウで、音的には好きだな。押し付けがましくなく、"Love Hangover" のような微かな移ろいみたいな延々さこそが極上
3. Mirror, Mirror
2ndシングル、R&B2位・POP8位を記録。個人的には、1999年Kelly Price が大胆サンプリングで熱烈バラードとして用いたヴァージョンが大好きだったりしますが、ダイアナもだいぶ人間味プッシュで骨太に歌ってるのが収穫


4. Endless Love
同年夏にリリースされたLionel Richie 作のデュエットシングル、元は企画同名OST Endless Love 収録で、R&B・POP1位(9週連続)を記録。1994年Mariah Carey & Luther Vandross カヴァーデュエットも記憶にあたらしいところですが、ダイアナのアルバムではソロヴァージョンにて収録。後奏も伸びて、清涼感ある再録ですが、リッチー居たほうが気迫はあって纏まりは良いかなぁと


5. It's Never Too Late
4thシングル、ほのぼのディスコという感じでしょうか、とにかく上質に美しく展開するポップ寄り。個人的には諄さが全く無く、華麗過ぎてダメ
6. Think I'm In Love
1stシングルB面、これも平和な完全映画の世界観のように、美しさ優位すぎるかな、白人コンテンポラリーにも近く、ポップの追求継続
7. Sweet Nothings
2ndシングルB面、歌唱も淡く、ミュージカルのような抑揚をもってホンワカ進行。緩い感じ、遊んでるホーンなんかはニンマリしちゃうけど
8. Two Can Make It
3rdシングルB面、ちょい音を抑え目にしつつ、スローにじんわり、彼女の優しさ、滑らかさを馴染ませていく感じかな
9. Work That Body
3rdシングル、R&B34位・POP44位を記録。ラストは、だいぶ弾けて遊んだディスコクラシック、ファンク調。こういう攻撃性は好きだし、リミックスも色々あって、ダイアナよりもコーラスが
目立ったりと、枯らす高域とかも眩ゆく、ご機嫌グルーヴ


9曲・35分、2014年リマスター盤では、異なるヴァージョンとて3曲目を2ヴァージョン、9曲目を3ヴァージョン、さらに4曲目のエディットを収録(今となれば案外懐かしのFunky Town Grooves リマスター計6曲・28分)。陰湿にブラックな部分は好きだし、その一方で華麗過ぎるダイアナは苦手だったり、その織り交ぜこそが当時の彼女のスタイルかな。曲の良い部分を引っ張れば十分名盤。

<過去レビュー>
1962年 Meet The Supremes The Supremes
1964年 Where Did Our Love Go The Supremes
1965年 More Hits by The Supremes The Supremes
1965年 At The Copa The Supremes
1965年 Merry Christmas The Supremes
1966年 The Supremes A' Go-Go The Supremes
1968年 Live at London's Talk of The Tower & Supremes
1968年 Love Child
1970年 Everything Is Everything (Expanded Edition)
1973年 Diana & Marvin & Marvin Gaye
1976年 Diana Ross
1976年 Diana Ross (Bonus Track)
1977年 Baby It's Me
1978年 Ross
1979年 The Boss
1983年 Ross
1987年 Red Hot Rhythm & Blues
1989年 Greatest Hits Live
1991年 The Force Behind The Power
1993年 Christmas In Vienna - The Gift of Love with Placido Domingo & Hose Carreras
1994年 A Very Special Season
1995年 Take Me Higher
1999年 Every Day Is A New Day
2006年 I Love You
2006年* Blue
2007年 Last Time I Saw Him (Expanded Edition)
2012年 Diana Ross (Expanded Edition Disc.2)
2012年 At The Copa (Expanded Edition)
2015年 In The Name of Love Tour @ Nippon Budokan Arena

ファースト・レディー
ダイアナ・ロス
EMIミュージック・ジャパン
1989-11-08

ファースト・レディ
ダイアナ・ロス
EMIミュージック・ジャパン
2005-02-23

WHY DO FOOLS FALL IN LOVE
DIANA ROSS
FUNKY TOWN GROOVE
2014-11-12

Why Do Fools Fall in Love
Diana Ross
Funky Town Grooves
2016-06-24