81LASuzCU7L__SL1050_クール&ザ・ギャング、1969年のデビューから4年、着実にヒット街道を上昇し、本作は10ヶ月振りとなる4作目で、実に初のPOP40入り、R&B10入りとなる、R&B6位・POP36位を記録し、初のゴールドを達成(ちなみに前作はR&B34位・POP142位)。これまで80年代以降の作品と、ベストなどでお茶を濁してましたが、いよいよ70年代をしっかり聴ける喜び。ジャケはファンク臭、若干ウネウネした感じもいいですね。

1. Funky Stuff
1stシングル、R&B5位・POP29位を記録。テケテケ緩くも、バンドの躍起が充満。ウキウキ感が半端なく、タメのリフなんかも気持ち良い重奏、ファンクでありDJナイスでもあり


2. More Funky Stuff
1stシングルB面。更に同じ感じで展開、シングル同様な進行ではあるけど、インパクトは残せてるなぁと。より自由に放たれるモッサリグルーヴ、あっけらかん
3. Jungle Boogie
2ndシングル、R&B2位・POP4位を記録。ちょいシマリある感じで、音の渦に、溢れるヴォーカル群、低域の入れ方なんかも、それまでのグループと一線を画す泥臭さ、なのに新時代の洗練さも


4. Heaven At Once
しっとり聴かせる小波グルーヴという感じかな、ヴォーカルも入るけど意表の甘茶感。こういうとろける最中のギャング、味あります
5. Hollywood Swinging
3rdシングル、初のR&B1位・POP6位を記録。出だしからタマラン抜け感、テクニカルなサウンド、クリティカルなヴォーカル技、綺麗に纏まり流れが素敵だなぁと


6. This Is You, This Is Me
B面スタート、だいぶ音の感じが変わりつつも、あっけらかんと繰り広げられるファンク!ヴォーカルは粛々も、演奏は深みもある味にてたっぷり、コーラスなんかもファルっセットにて興味深く、ホーンは自由にジャジー
7. Life Is What You Make It
クールっぽさってよりも、じりじりと不穏に、ヴォーカルの探り、初期ならではの作風かも。サイケにスロウに、個人的にはロック寄りアプローチかのよう
8. Wild and Peaceful
タイトル曲、正に野生で平和。滑らかに広がる9分半はムーディで、優しく、フュージョンとして成り立ち。ここまで演奏で痺れるさせるブレイク作もなかなか、スケールと今後のポテンシャルに溢れた眠りにはまだまだ早いクロージング、素敵過ぎた!

8曲・38分程、彼らのパワーが一気に濃縮した作品。どこまでも緩やかに、それでいて上質に弾けていて。あとは今までに無いグルーヴを追求しようと、計算された展開が見事。ヴォーカルも一辺倒ではなく、けっして荒業すぎず、1973年ならではの猛進にてブレイク。ディスコ期に突入すると、一緒くたに表されることも多い彼らだけど、この頃の自由さは産業に縛られてる感じもしなくて、自然に楽しい!

<過去レビュー>
1984年 Emergency
1986年 Forever
1989年 Sweat
2004年 The Hits : Reloaded

Wild & Peaceful
Kool & The Gang
Island / Mercury
1996-03-19

ワイルド・アンド・ピースフル
クール&ザ・ギャング
ユニバーサル ミュージック
2014-09-24

クール&ザ・ギャング
CLINCK RECORDS
2013-07-26