51KvSJe2W5Lアイザック・ヘイズ、1968年のデビュー作こそヒットしなかったけど、その後2nd〜4thまで、R&B1位を連続で記録。そして8ヶ月振りとなる全編アイザック自身が担当する同名映画サウンドトラック、初のPOP1位と、R&B1位、全米チャート制覇。とにかく1970年代はブラックミュージックが占める多くのブラックシネマが流行。これは、そのコケラオトシにも近いような伝説。当時にして2枚組に及ぶLP作品。

1. Theme From Shaft (Vocal)
タイトル曲且つ1stシングル、R&B2位・POP1位を記録。正に当時の歌謡と、ブラックな魅力がストーリーのように展開される素晴らしきインスト。後半、タイトルと、あとは若干のリリック、あとは優しい女性コーラスあれ、薄めに。出だしから印象的なサビが多く登場


2. Bumpy's Lament
ポツリと、コロンと、可愛らしいようで、どこか寂しさ、喧騒の終焉みたいなのを感じさせてくれる
3. Walk From Regio's
ホーン回転、緊迫感あれ、勢いを増してくれてて、場面を動かすのに効果
4. Ellie's Love Theme
2ndシングルB面。しっとり、鉄筋が優しくメルヘン。初期バカラックのような、分かりやすいポップさも素敵


5. Shaft's Cab Ride
1分ちょっと、抜き足差し足、でもサウンド自体はアレサの"Respect" みたいなのをキュッと纏めたような
6. Cafe Regio's
1stシングルB面。前4曲があっけらかんとした感じで進む一方、この曲については6分の尺をもって、華々しくクールに展開。お洒落な街角、風景も浮かぶ


7. Early Sunday Morning
教会ってよりも、なんかほのぼのした日曜の早朝のイメージ。ゆったり1日を贅沢に使える、気持ちに余裕のある朝
8. Be Yourself
シマリのあるグルーヴィな進行、ホーンに主導を預け、あとは支える楽器もリッラックスして、気持ち良い全体
9. A Friend's Place
ディスク1枚目終了、音も際立たせずに、しっとりと流れる控えめなサウンド
10. Soulsville (Vocal)
3rdシングルB面、有名ソウルのカヴァー。タイトル曲1曲目でも若干歌ってたけど、ここでは朴訥と歌っているのが印象的、和やかな気持ちに
11. No Name Bar
名前の無いバー、というよりも、緊迫感だったり、ちょっとしたショーみたいなのを感じる。音の渦、ささやかにも平和に
12. Bumpy's Blues
しっぽり、打ち付けるドラムが響く。中盤からはホーンやギターも味有る参戦、正に今回はブルージーな響き
13. Shaft Strikes Again
更に、まどろみの世界、精錬と美しく、でも上品なゆらめき、決意みたいなものを感じる
14. Do Your Thing (Vocal)
2ndシングル、R&B3位・POP30位を記録。オリジナルは実に19分超、これをシングルでは16分も削ってエディットでシングル化を実現。アイザックらしい、けだるいヴォーカルを優先し、あとはもう超絶サウンドを量産し続ける、超絶テクも満彩に泥臭く。後半、ギターが声のように木霊したり、とにかく圧巻の融合


15. The End Theme
ラストは2分程の1曲目のリプライイズって感じかな、とどめのインパクトサウンドを再来させてエッジ万全

15曲・70分近くの大ボリューム。2009年のリマスター盤では" Theme From Shaft (2009 Mix)" 追加集録さてているそう。そう言えば、2000年にアナログ発売された(一部CDもフル?)"Shaft Theme (Razor N Guido Shaft 2000 Mix)" 好きでした。ソウルがアッパーに時代に再降臨してるように感じたもんで。さて、改めて本作力作。素晴らしいサウンドの詰まり。心地よくて、それでいて変革で、とにかく気持ちが高ぶる。でも多いのは意外にも優しさ、しっかり聴いての気づき。


<過去レビュー>
1968年 Presenting Isaac Hayes
1975年 Chocolate Chip
1976年 Juicy Fruit (Disco Ferak)
1977年 A Man And A Woman with Dionne Warwick
1979年 Royal Rappin' with Millie Jackson
2003年 At Wattstax

SHAFT / DELUXE EDITION
ISAAC HAYES
CONCO
2009-11-17


Shaft
Isaac Hayes
Festival Records
2003-01-28

Shaft
Isaac Hayes
Stax
2004-01-20

シャフト
アイザック・ヘイズ
ユニバーサル ミュージック
2017-06-21