51x5sNsV+kL__SS500ルーサーが逝去して、13年になろうとしている時、デビュー時からルーサー曲を取り上げてた彼がルーベン・シングス・ルーサーと銘打ったライヴツアーを発表。その連動としてリリースされた全ルーサー・ヴァンドロス曲で構成されたトリビュート作を。最近不調気味だった彼を押し上げる、ルーツにも近い内容かな個人的にはインディーシンガーのMarc Staggers とか、Darwin Hobbs あたりがルーサーには近いと思うけど、メジャーどころでは彼の思いみたいなのは強いのは間違いなく。

1. Always And Forever
どっしり素敵にストリングス、ホーン。正にAn Evenig with Ruben Staddard がスタートするに相応しい。彼なりの鳴りで、そして噛みしめるように歌う真摯さが素晴らしい
2. Never Too Much
早口リリック、ストリングス(ディープにも最高)、ベースラインも迫力あってカッコイイ!その一方で、ここで露呈するのは案外ルーベン声が細い。ファルセットコーラスはクールなんだけど、地声が弱め?インパクト欠けかも


3. So Amazing
ここまでは鉄板の選曲、ファルセットの通いなんて美しいし、彼はバラードにこそルーサーとの粘着性が高いかも。女性コーラスとのバランス、何よりオリジナルの尊重、心が引き締まる
4. Don't You Know That?
ちょっと意外性な曲が連続、2曲目とは異なるけど若干挑戦的に、楽しげなんだけど、どこか操られてる感じもする。やっぱルーサー曲はアドリブ音階含め難しかったんだろうなぁと実感
5. Bad Boy / Having a Party
これをカヴァーしてきたか、ルーサーの遊びココロ、ベースラインは流石ににたまらん、こういう曲で流れるように歌われると悶絶、でも演奏の凄みが強いかも
6. Love Won't Let Me Wait
ルーベンなりのアドリブもあるし、ゆったり、無機質に、でも温かさも。交錯がたまらない、ルーベンはファルセット多様だとかなり色味が増すなぁと。アルバムのハイライトとて7分超
7. Here And Now
ルーサー鉄板のバラード、高域あたりは一部オーヴァーラップしちゃいましたよ、ほんと素敵で、うっとり
8. Til My Baby Comes Home
ちょっと遊んできたなぁ、出だし、ライヴ映えしそうな音圧。80年代も最前線にゴリゴリ、クール。緩急になったけど、歌自体は淡々
9. A House Is Not a Home
まるでモノマネ合戦にも近い、ルーサーの代名詞的なアドリブスローバラード、随所ルーベンはルーサーになりきっての歌、面白すぎる、継承が嬉しすぎる

10. Power of Love
ラストは、ルーサー葬儀でも全員で歌ったポップの至極。そして愛と平和、この思いはルーベンからもしっかり汲める、素敵なラストになってると思います

10曲・48分、変化球あれ、名シンガーだったルーサーをこのタイミングで取り上げてくれたことが嬉しかったなぁ。2曲目のようなルーサーのカヴァーが難い曲なんかを聴くと改めてルーサーの凄みを知れちゃうんだけど、ルーベンのルーツ、改めて堪能。抑えておく曲が定番に寄っちゃうけど、これはツアー共々話題になりそう!

<過去レビュー>
2003年 Soulful
2004年 I Need An Angel
2009年 Love Is
2014年 Unconditional Love

Ruben Sings Luther
Ruben Studdard
CD Baby
2018-03-09