IMG_3840奇跡の来日、リロイ・ハトソン!なんとも御歳75歳にて初来日。個人的には1982年作をもって音楽のセカイから離れてしまったのか、それとも生きているかもわからなかった状態。でも、長らく音から離れては近年復活してたそうで、2014年以降のライヴの模様がYouTube で観れたんだけど、それはそれは悶絶!なんたって、元気なんですよ、声まで落ちてなく。

振り返ると、自分は大学生の時、今から20年近く前、Curtis Mayfield が亡くなる寸前くらいからカーティスにはまり、それからCDを集めるわ集めるわ。中でも国内限定でリリースされたノンストップCDが悶絶で、そこにはカーティスだけではなく、Curtom レーベル所属・The Impressions 後継のリロイの音源も繋がってて、それがまたスムースで気持ちかったんです。ただ、彼のアルバムは単体ではなかなかCD化されることなく、しっかりアルバムを聴けず、でも2010年代になってからようやく手頃に聴けるようになったなぁと。そしてですよ、ようやく彼が来日、もうワクワクすぎました。自分は5月5日の東京最終公演を選びましたが、3日のライヴが相当に好評すぎて期待は膨らむばかり。

Leroy Hutson (Vocals, Piano)
Gizelle Smith (Vocals)
Andre Espeut (Vocals)
Carl Hudson (Keyboards)
Paul Jobson (Keyboards)
Dave Ital (Guitar)
Derek Chai (Bass)
Jamie Anderson (Saxophone)
Nick Van Gelder (Drums, Percussion)
Kofi Kari Kari (Percussion)

IMG_3841見よ、このメンツ!UK産、コーラスは2名、中でもRuthless Day で日本デビュー(P-Vine)したばかりのジゼル・スミスまで、とにかく可愛くて、歌も堂々たる。そしてキーボードは2者。ギター、ベースに、サックス兼フルート(フルートがたまらないシカゴサウンド!)、ドラムも中央に、単独にパーカッションも荒ぶってた。

出だしからインスト長めにも、やっぱり轟く素敵なフォーエヴァーなサウンド、もうずっとニンマリ、久々にソウルでこんなにオーディエンスが盛り上がってるビルボード東京は久方。肝心のリロイは白い服に身を包み、足腰も安定、ほんとに75歳と疑うほど元気。個人的にはダウンタウンの松ちゃんに見えてました。声も素晴らしい、活きてる!ファルセットも、艶も、いやー、フリーソウル。バンドと共に幸せを届けてくれる。この日2ndステージとも思えない美しさ、エナジー。"All Because of You" "Lover’s Holiday"、いやー、感嘆。

IMG_3843ライヴは60分超、いろいろサービス精神も凄いし、彼を拝めてよかった。相変わらず呑んでしまったので、サイン会は並びませんでしたが、相当な方がCDやレコードを勝って並んでるのをみて、なんか愛されてるなぁと、一気に親近感も。今回カジュアルだったら7500円、安すぎる。自分は初めてメンバーズシートってとこでしたが、見やすかったです。ちょっとスタンドアップは結構悩む席だったけど、とにかく会場が幸せで溢れてました。初めてカートムサウンドに直に触れられたようで、まさかのCurtis Mayfield, Donny Hathawaay なんかをオーヴァーダブしているように観劇しました、感謝!

<過去レビュー>
1973年 Love Oh Love
1974年 The Man!
1975年 Huston
1978年 Closer to the Source
1982年 Paradise

ビルボードライブHPから、ライヴレポート
ビルボードライブHPから、予約サイト