51NpwwmOp4L米軍基地ライヴを除くと、単独での来日公演は2018年が初となるカーラ・トーマス、御歳75歳。アレサなんかが今年メディアに一切出ていないくらい心配で悲しい事態な中、カーラは現役だったのかと初歩的な驚きとともに、まずは今週末はフジロックへの出演から始まり、7月30日はビルビードライブ東京での単独公演。。いやー、楽しみすぎます。これまでも、少しはアルバムレビューしてきましたが、Amazon Unlimited よりデビュー作を。1966年からはStaxだけど、デビューは1961年Atlantic からで1枚だけアルバムリリースしてたようです。ただ、売れなかったみたい。でもシングルは結構それなりに売れてたみたいで、興味深い当時19歳!

1. Gee Whiz, Look At His Eyes
1960年父Rufus Thomas との共演シングルをリリース後、単独では初リリース。1stシングルA面。いきなりR&B5位・POP10位を記録。初々しいポップ、スロウに、艶も青春の粒も、こういう音でアトランティックは攻めてたか、以外にも波止場系にも感じる。滑らかに、エネルギー抑えてるけど、コーラスとの微睡みが良い


2. Dance With Me
シェイク、プチ ツイスト風かな。可愛らしく、でも低域なんて存在感抜群だし。中域の伸びなんてドス聴いてるし、曲調と異なるカーラのふくよかな魅力満面
3. A Lovely Way To Spend An Evening
安定感あるしっとりバラード、余裕が良いね、アレサとは異なるテイスト、基本低域。でも音とのバランス的に歌謡が強め
4. Your Love
うっとりする歌唱、こねくり回すストリングスがくどくも華麗、まとわりつくようなヴォーカルはうまく映えて、彼女の陶酔度が素晴らしく
5. Fools Fall In Love
軽快なリズムに惑うことなく、小刻みに堂々と歌われる、作風変わった感じの曲。彼女の新たな一面とサウンドの面白さを楽しめます
6. To The Aisle
しっぽり安泰なサウンドに、覇気もって歌われる感じで、ヴォーカルの圧は響くし、一方でコーラスとかピアノは控えめ
7. The Masquerade Is Over
B面スタート。あれ、これ有名なやつだ。伸びも多く信頼感ある歌いっぷり、こんな歌手すげーって思える素晴らしさ、優しさも一部入ったり、絶妙
8. A Love Of My Own
2ndシングルA面、R&B20位・POP56位を記録。要素を色々バランスよく配したバラードかな、コーラスが結構目立つし、色味が確かに際立つなぁと


9. Promises
2ndシングルB面。可愛らしく、ときめきな音をはさみつつ、潔さのステップ。カーラの轟きのヴォーカル、強弱とピアノの劇的な交わりに惹かれるなぁ
10. It Ain't Me
基本に戻ったようなしっとりバラード、収まりの良い展開、あっちゅー間のささやかな展開、定番な感じで流れていきます
11. For You
1stシングルB面。ツイストママ、ちょっと雑多に歌う感じも微笑ましい、声質はGladys Knight にも近いかな、ハスキーにも、ただ線の違いがあって、どこか放つ曲線があってその違いが個性かなぁと
12. The Love We Shared
ラストは、シングルばっかじゃない曲がならんで、このバラードを入れてきたのが巧みに素敵。エモーショナルで、若さもあるのに、どこか万人を安らげてくれるような美しさ

12曲・30分超、キラキラしたステップの曲に、しっとりしたバラードをメインに、彼女の歌いっぷりを敢えて抑えた曲が目立つなぁと。コンセプト的に当時のソウルシンガーにも近い作風が多くも、女性ソロは希少だったし、結構目立つ興味の多い作品って気がします。まっ、今日においては、台風の影響で隅田川花火も順延の影響による、気まぐれ夜な夜なブログでした。

1965年 Comfort Me
1966年 Carla
1967年 King & Queen
2005年 Just Because I'm Leavin'... Rufus Thomas

Gee Wiz
Carla Thomas
Imports
2014-11-04

Gee Whiz
Carla Thomas
Imports
2014-04-22