miki片山ミキさんの5曲入りアルバム、大上留利子さんのオフィスR&Bからリリース。アルバムは手がいっぱい。人と人と繋がり、そして別れて。なんかだいぶ瘡蓋だらけ。藤圭子のようで、Sheryl Crow のようで。

1. Station
鉄道の駅というより、人生の駅を探している、深く、さっぱりどっしり歌ってるんだけど、傷つきまくってる感じがする。これは20-30代では歌えません、Bonnie Raitt みたいです。大上さんのコーラスのインパクトもでかい


2. いつか
笑ってるって歌ってるけど、アルバムに笑顔はありません。演歌にもなり、ミュージカルでもあり、ゴスペル風でもあり、ソウルがあふれてます
3. By The Lake
2021年銀座の大上さんファミリーライヴに伺った際に、曲名でギャグ言って歌い始めてたので印象的でした。グレイハウンドのバスに乗ってどっか平原に向かうような・・・湖でした。ジャニスぽくもある


4. あいつ
Superfly のようなうねり、80年代に引き連れたようなソウルにも近い。恨んでるのか、悩ましいのか、強い言葉とちょっと刹那な主人公
5. あなたの手
表題曲、ピアノのやさしさ、ときめき。作品をしっとりクローズ。歌の強さも抑揚も素敵

5曲・22分ほど、全編 作詞片山ミキ、作曲が片山ミキ・大上留利子共作。一貫したコンセプトと、タイトルと裏腹に強さと弱さが交互に、人類愛のような、傷が随所に。西日本ブルージー。ライヴ精力的に活動されてますので、色々チェックしてみてくださいませ。

販売サイト:大上留利子のオフィスR&B