ボビー・ウーマック…僕が、ここ2〜3年の間で急激に好きになったシンガー。特に、60年代後半の作品が好きだったりするんだけど、80年代入ってから発表されたポエットシリーズもカッチョエー!

今回取り上げる作品は、1976年のアルバム『Home Is Where The Heart Is』 (邦題、『我が魂の故郷』)。2005年には“グローリアス・ソウル・ジェームス・シリーズ”として、ボーナストラックを追加して発売されました。今年初旬にも、アンコールプレスとして再発されたものの、この作品に関してはプレス数が少なく、あっという間に市場から消えてしまいました。

おそらく、こんなふうに市場から消えてしまった理由は、今年のアンコールプレスのタイミングで、『Home Is Where The Heart Is / Pieces』 というお得な2in1 CD(UK盤)がリリースされたから。このCDは、前述の1976年の作品に加えて、1978年のCDが丸々収録されているんです。国内盤の方はというと、前述の作品に1978年のアルバム『Pieces』収録の8曲から抜粋された5曲をボーナストラックとして追加しているのにとどまり、魅力負けしてしまっている感じがします。

でも、今日何気なく新宿HMVサウス店に行ったら、このアンコールプレスがあるではないですか!!!即買いしてしまいました!!!ディスクユニオンとかでは、既に定価の1890円が、2980円なんかに跳ね上がっていたので、これは買いだと思って…。

肝心の内容ですが、70年代後期とは思えないほど、ぶっちぎりシャウトを聴かせてくれています。1st シングルとしてカットされたタイトル曲 1曲目「Home Is Where The Heart Is」はR&B43位止まり。痛快な程に、なんとも力強い歌声が聴けるのがたまらない。2nd シングルとしてカットされた3曲目「Standing In The Safety Zone」も、シンセやエレキギターやホーンと共に面白い調和が楽しめる。この曲も実にパワフルだ。8曲目「A Change Is Gonna Come」のサム・クックのカヴァー、カーペンターズで有名な9曲目「We've Only Just Begun(邦題、「愛のプレリュード」)」も聞かせる曲に仕上がっている。当時の、A面とB面で趣向が異なっているように思えるが、1枚のLPとして捉えると、多少試行錯誤していたのかも…と思える。このアルバムの前作『BW Goes C&W』がヒットしただけに、今作は不発で終わってしまったものの、ボビーの歌声は健在。また、アルバムタイトルに相応しいソウルを堪能できます(1978年『Pieces』に関しては、また機会があればチョコッとレビューしようと思います)。

我が魂の故郷(紙ジャケット仕様)


Home Is Where the Heart Is/Pieces