結構、好きなアルバム。でも、CDで持ってる人が少なそうなアルバム。サンプリングネタだったり、隠れた名曲が収録されているというところでも、重要なポジションを占めるべくアルバムだと思うのだが…。というわけで、ちょこっと、中身をレビューします。

まずは、シングルカットされなかった「Public Enemy part.1&2」。これらは5・6曲目に収録されているが、全部で10分超。シリアス、そしてスピリチュアル…その両面を兼ね備えている凄まじい曲。さらに、後者では“Respected Tokyo, Japan”というフレーズまで入っている。まったく展開を見せない退屈な曲に聴こえるかもしれないが、JBの貫き通すヴォーカルがさすがだ。

1曲目「There It Is part.1&2」は、エディットヴァージョンにおいてR&B4位を記録。いつものJBファンクを堪能できる。2曲目「King Heroine」はR&B6位・POP27位を記録。こちらは、かなり考えさせられるダークな曲(よくもこの曲をシングルカットしたなぁと、感心してしまう)。5曲目「Taking Loud And Saying Nothing」は、エディットヴァージョンにてR&B1位を記録。落ち着いた展開ながら、いつものJBのグルーブ。ラスト9曲目「Never Can Say Goodbye」では、Marvin Gayeで有名な“Wgat's Going On”のサビを口ずさむなど、問題提起を併せた作品。

結構、JBのCDはリイシューが簡単にいくことが多いので、また気軽に手に入れられることがあればいいなーと思う次第。全体的にあんまり明るい曲がなく、明るい曲があったとしてもチョット無理してる感もあるが、時代背景を写した展開となったのだろう。意味深なジャケットも、なんか気になる…。


ゼア・イット・イズ


There It Is