神がかった歌いっぷり、アルバム収録が見送られた理由が隠れている気がした…
2007年にリリースされた『Rare & Unreleased Recordings From The Golden Reign Of The Queen Of Soul』に収録された「My Way」。実は、この曲に関しては未発表曲ではない。1971年にリリースされた『Top Star Festival』なる、アレサ初のコンピレーションアルバム・かつ初のチャリティアルバム参加曲として、この曲を提供していた。このアルバムにおいて、16曲中アレサは唯一の黒人アーティストとして参加している。これまで、このLPはCD化されず、結構風化してしまいがちの曲の1つだったと言える。そんな中、昨年この曲も高音質でリイシューされたことに改めて感謝したいと思う。
『Spirit In The Dark』のセッションワークにおいて1970年3月、アルバム収録予定楽曲の中で最も早くレコーディングされたのだが、結局収録が見送られてしまっていた。Frank Sinatra, Paul Anka の名曲をカヴァーすることは、当時のアレサにとって徐々に違和感が無い時代へと突入していたものの、『Live at Fillmore West』でのライヴを控え、まだその突破口は開かれていなかったと分析するべきか…。そんな中での、翌年のチャリティアルバムへの楽曲提供。これは、アレサ側としてがどんな意味をもって、提供したのかは明らかになっていない。
だけど、この曲を改めて聴くと、アレサのヴォーカルは驚く高揚感が凄まじいのが伝わる。本質はゴスペル。アレサの弾むピアノ、そして楽曲の持つ芯の強さ。鎮かに歌い始めながらも、後半にはアレサのヴォーカルは大爆発。アレサの手拍子も入ったり、神がかったその気迫には圧倒せざるを得ない。もしかしたら、この曲がアルバムに収録されたとしたら、タイトル曲「Spirit In The Dark」をある意味超えてしまう解釈があり、アルバムの意図がずれると判断されたのかもしれない。そういった意味でも、アルバムコンセプトを度外視した歌いっぷりを堪能できる曲といっても過言ではないかもしれない。
その他、こちらのHPも併せて参考にしてください
レア&アンリリースド・レコーディングス
Top Star Festival
2007年にリリースされた『Rare & Unreleased Recordings From The Golden Reign Of The Queen Of Soul』に収録された「My Way」。実は、この曲に関しては未発表曲ではない。1971年にリリースされた『Top Star Festival』なる、アレサ初のコンピレーションアルバム・かつ初のチャリティアルバム参加曲として、この曲を提供していた。このアルバムにおいて、16曲中アレサは唯一の黒人アーティストとして参加している。これまで、このLPはCD化されず、結構風化してしまいがちの曲の1つだったと言える。そんな中、昨年この曲も高音質でリイシューされたことに改めて感謝したいと思う。
『Spirit In The Dark』のセッションワークにおいて1970年3月、アルバム収録予定楽曲の中で最も早くレコーディングされたのだが、結局収録が見送られてしまっていた。Frank Sinatra, Paul Anka の名曲をカヴァーすることは、当時のアレサにとって徐々に違和感が無い時代へと突入していたものの、『Live at Fillmore West』でのライヴを控え、まだその突破口は開かれていなかったと分析するべきか…。そんな中での、翌年のチャリティアルバムへの楽曲提供。これは、アレサ側としてがどんな意味をもって、提供したのかは明らかになっていない。
だけど、この曲を改めて聴くと、アレサのヴォーカルは驚く高揚感が凄まじいのが伝わる。本質はゴスペル。アレサの弾むピアノ、そして楽曲の持つ芯の強さ。鎮かに歌い始めながらも、後半にはアレサのヴォーカルは大爆発。アレサの手拍子も入ったり、神がかったその気迫には圧倒せざるを得ない。もしかしたら、この曲がアルバムに収録されたとしたら、タイトル曲「Spirit In The Dark」をある意味超えてしまう解釈があり、アルバムの意図がずれると判断されたのかもしれない。そういった意味でも、アルバムコンセプトを度外視した歌いっぷりを堪能できる曲といっても過言ではないかもしれない。
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