SOUL FOOD, SOUL LIFE : V.A. / Forever for Always for Luther vol.2 (2006)

ルーサーがまだ、心の中にいるみなさん。このアルバム、ご存知ですか？実に、3枚目となるLuther Vandross のトリビュートアルバム。彼へのトリビュートアルバムの中で最も有名なのは、ビルボードチャートでも全米4位となった『So Amazing: An Allstar Tributeto Luther Vandross』。全米チャート史上、トリビュートアルバムがこんなに躍進したのは初めてだったとか。

で、今回取り上げるシリーズ…『Forever for Always for Luther vol.1』をご存じの方は多いかもしれないんですが、なにげに第二弾は知られてないような…。

最初の2曲はフュージョン。でも、なにげにルーサーの制作陣がバックを固めていたりして、これこそがトリビュート的な仕上がりになっている。3曲目は、Gregory Hines との男性同士デュエットから一転、こちらは素敵な男女のデュエットに仕上がっている。原曲とは異なる趣向が、何とも美しい。4～6曲目は再びフュージョン。特に、6曲目「Glow of Love」は原曲とは違った趣向で展開されていて、楽しく聴ける。アルバム曲中、最も大事にして聴きたいと思ったのが7曲目「So Amaging」。1978年のQuincy Jones のアルバムで共演していたPatti Austin だけに、この曲の解釈には感慨深いものがある。8～9曲目もフュージョン。10曲目は、ブラックコンテポラリーでルーサーに近い存在でもあるWill Downing…彼の切ない歌声に酔いしれる程に、このトリビュートアルバムからルーサーへの大きな愛・そして偉大さを感じました。

1. Give Me The Reason (ft. Kirk Whalum)
2. Til My Baby Comes Home (ft. Norman Brown & Everette Harp)
3. There's Nothing Better Than Love (ft. Maysa & Kevin Whalum)
4. For You To Love (ft. Jeff Lorber)
5. If This World Were Mine (ft. Gerald Albright)
6. Glow Of Love (ft. Wayman Tisdale)
7. So Amazing (ft. Patti Austin)
8. The Night I Fell In Love (ft. Najee)
9. Don't Want To Be A Fool (ft. Jonathan Butler)
10. Superstar (ft. Will Downing)