なんといったって、JB にとっては不景気なアルバム。JB 自身は実にノリノリにディスコを楽しんでいるようだけど、先行シングル(お馴染み part.1 & 2 形式)はR&B52位止まり。それに、珍しくシングルカットされたのは、これのみ…。翌年にリリースされたアルバム『Original Disco Man』のほうが、まだ高評価だったりするので、これは、ホント語られない印象が強いです。CD化も一切なし、今後再評価はやってくるのか??『Dead on The Heavy Funk』にさえ入れないような存在になってしまうのか??ジャケットはお髭のJBがチラリズム。雑な感じもしますが、愛おしい感じです(笑)。

1曲目「For Goodness Sakes Look at Those Cakes」はシングルにもなっている曲で、ラップを取り入れたり、ディスコリズムの中のベース・ギター・ホーン…どれもカッコイイ!10分以上のライヴ即興状態なので、作り込み的意図はあったのかだけは疑問。2曲目「A Man Underdtands」は前曲よりは疾走感はないものの、当時のソウルシンガーが好むBPMでのファンクディスコを味わわせてくれている。今で言うMAW 的なチャカポカ生音が、癒し的心地まで提供してくれているような。3曲目「Someone To Talk To」は、だいぶ落ちついたリズムで、西海岸系フリーソウル的装い。こういうJB も悪くない。4曲目「Spring」はディスコ的なんだけど、それはビートだけ。もっと緩やかにしても良かったし、逆にもっと遊んでもよかったし…ファンクの色も薄いので、単なるインストでも良かったかもって思えるくらい、微妙作。。。もうラスト5曲目「As Long As I Love You」はファンクなんだけど、ディスコを無駄に取り入れようとしていて空振りかな。

なんか、JB の歴史を語る上では、気休め的LP なってしまいましたねー。時代背景あってこそですが、当時の本格派ソウルシンガーには苦悩に陥っていたのがよく伝わる作品でした。

images Take A Look at Those Cakes

images 1975-83 デッド・オン・ザ・ヘヴィー・ファンク